京都 栂尾・高山寺

今回のいい寺は・・・
京都 栂尾・高山寺です♪
 
 
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周山街道の高雄を過ぎると栂尾(とがのお)です。
 
ここに栂尾・高山寺があります
奈良時代に神護寺の末庵として開かれました。

 
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その後、鎌倉時代に復興したのが、華厳宗の僧、
明恵上人です。
 
枯淡な風貌と人柄に現在でもファンが多い方です

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明恵上人は、お釈迦さまに憧れ
「お釈迦さまの足跡を辿りに天竺へ渡りたい」
と、願いました

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西方から打ち寄せる波を見つめながら、お釈迦さま
の故郷
、遥か天竺へ想いを募らせたそうです
 
しかし、願いは叶いませんでした

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そして、その想いは明恵上人を修行へと
向かわせました
境内の山をお釈迦さまが教えを説いた楞伽山
と名付け

 

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栂尾を流れる清滝川をお釈迦さまが修行中に
沐浴した尼連禅河として

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栂尾の自然のなかで、坐禅三昧の日々を
過ごしました

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お釈迦さまに近づきたい

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その願いは、華厳宗の教えにとどまりません
でした。
 
中国から帰国した栄西禅師の元に禅宗の
教えを請いにも行きました

 

 
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都へと高雄の山中を何度も往復したそうです

栄西禅師は、明恵上人を後継者にと願い、自分が
亡き後は
栂尾の上人のいう通りに修行するように。」
と、弟子たちに言い残したそうです

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栂尾の楞伽山

清水の湧き出る境内の一番奥に金堂があります。

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お釈迦様を祀る金堂へ続く険しい道

ここは、明恵上人が修行をした場所です。

 

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石段をのぼると視界は開け、なんとなく、
悟りの世界のようですね
 
金堂から明恵上人の廟まではなだらかな
道でした

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天竺への思いを持ちながら、この世を去った
明恵上人
今は仏の世界に入って、お釈迦さまの近くに
みえるのでしょうね

 

  
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そんな歴史を感じる高山寺

坐禅三昧の修行をした境内

今日も明恵上人に会いたいと

栂尾を訪れる人は絶えません      

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