都に遷った護王大明神

今回のいい町は・・・
都に遷った護王大明神です♪

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新緑の眩しい高雄・神護寺
ここに永眠していた和気清麻呂の元へ千年の年月を
経て昇進の話が持ち上がりました

 

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江戸時代末の話です。
孝明天皇より、神階の最高位正一位
「護王大明神」の神号が授けられました

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そして、高雄の山奥から
京都御所・蛤御門前へと栄転(遷座)となり
明治19年に護王神社が創建されました

 
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奈良時代後半に活躍した和気清麻呂

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僧・弓削道鏡の皇位継承問題では
可否の神託を授かりに九州・宇佐八幡
向かいました

 

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途中、弓削道鏡側の追っ手に襲われた時、
和気清麻呂を助けたのが、山中から現れた
300頭のイノシシでした
  
無事、宇佐八幡に辿り着き、神託によって
弓削道鏡は失脚となりました

 

 
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その事から、護王神社を守護する神使は
狛犬でなく「」となっています

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境内には猪コレクションの展示場もあります

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「猪のように足腰が丈夫でありますように」と、
足腰の守護神としても活躍しています
 
皆さん願掛けにきてますね

 

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平安京遷都に尽力した和気清麻呂は、
明治32年亥年に高額紙幣の顔になりました 
 
東京遷都廃仏毀釈と時代の大きな変化が
彼を再び表舞台に立たせたのでしょうね

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ただ護王神社が創建されたのは、皇室が東京へ
遷った後でした
 
今は京都御所の留守居役として、護王大明神は
蛤御門前に鎮座しています
 

神護寺の歴史はコチラ↓
  e-tera.net/Entry/294/

宇佐八幡宮 神と仏のいた場所はコチラ↓
  e-tera.net/Entry/295/

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