今回のいい町は・・・
トンレ・サップ湖の自然です♪
トンレ・サップ湖はカンボジア中西部にある
インドシナ半島最大の淡水湖です
雨季にはメコン川から湖に水が流れ込み、
水面が上昇し水深が14mにもなります
乾季にはメコン川へ水が流出し、水深わずか
1~2mとなります
この水の流れがメコン川流域の水害を防ぎ
農作物を育てる肥沃な土地を作っています
私も兄弟が運転する遊覧船に乗って出発です
乾季の浅瀬を進むのでアクセル全開
泥水を跳ね上げながら進みました
河岸で投網漁をする人に手を振って
湖へとつながる川を小舟と一緒に下って
いきました
途中、収獲した魚を積んだ船とすれ違いました
この湖にはたくさんの淡水魚がいて、1キロあたりの
漁獲量は世界一ともいわれています
湖に出ると、そこは海原のようでした
ここには水上生活をしながら漁を生業としている
人々がいます
良質な漁場はカンボジアの重要な食糧源となっています
ところが・・・
この恵みをもたらすトンレ・サップ湖も、長く続いた
内戦や、その後の乱獲で漁獲高が年々減少して
います
そして、雨季に浸水する林は湖の汚れを浄化
してくれていたのですが、その浸水林の伐採が
進み、水質も悪化しているそうです
地球の恵みによって生活している私たちが環境を
破壊すれば、必ずそのツケがまわってきます
カンボジアの現状は、決して一地域の問題では
ありませんね
いつか私たち日本人も、大きな自然の脅威に
さらされる日が来るかもしれません
環境を守り、次の世代にバトンを渡すことが
わたしたちの使命です
子どもたちの笑顔がいつまでも続きますように