今回のいい寺は・・・
美男の大仏さまです♪
鎌倉で一番有名な仏さま
長谷の大仏さまです
与謝野晶子が詠いました
鎌倉や 御仏なれど 釈迦牟尼は
美男におはす 夏木立かな
夏、木立の中で静かに座るお釈迦さま
仏さまに違いは無いけれど
鎌倉の大仏さまは、美男ですね と
源頼朝が奈良の大仏を参拝した折に
鎌倉にもと建立を発願した大仏さまです。
一目会いたい!と思い訪れました
参拝者のなかには、外国の方もいました
国や文化の垣根なく皆さんの心を惹きつける
大仏さまですね
背後の石の笠塔婆に由緒が刻んでありました
源頼朝の侍女・稲多野局が 主君の意志を継いで
青銅の大仏さまを建立したそうです
鎌倉の大仏さまは、阿弥陀さまなのですね
当然、与謝野晶子もご存じだったのでしょう。
西方浄土は、一切の色が無い真っ白な世界
阿弥陀さまに会う前には色々な心の垢を
洗い流さないといけませんね
清浄な心でお会いして、心をこめてお参りする
そこには、『美男』と思う心の隙もありません!
それよりも『釈迦牟尼』であれば、自然に心が表せると
与謝野晶子は思ったのでしょうか。
境内には、「大仏さん、坐ってばかりで散歩して下さい」
と、茨城の小学校らが作った大草鞋がありました
阿弥陀さまと同じように坐り、静かに手を合わせて
いる方もいました
それぞれが、自由な形でお参りすれば
大空が似合う大仏さまは、微笑んで
私たちを受け入れてくれる
大きな心の持ち主ですね