今回のいい寺は・・・
東福寺の境内です♪
京都・東福寺の境内を散策してみました
通天橋から見た臥雲橋です。
秋の連休だったので人がいっぱい!
紅葉もいいけど、私はやっぱりシンプルなお庭が
スキです
今日紹介するのはまず東福寺の開山堂の前庭です。
白砂が敷き詰められて今年流行のチェック柄みたい
ですね
紅葉の季節ですがやっぱり緑豊かな庭ってなんだか
癒されますね(´艸`)
温かい感じがします
次は方丈の四方を囲む庭園です
一番中心となる南庭(前庭)に配置された石は縦に
置かれたものと横に置かれたものがありますね。
作庭家・重森三玲はこの石を探すのにとても苦労した
そうです
横に置かれた石はとても珍しいですね
西庭は立体的に刈り込みがされたお庭です
このさつきが季節ごとに雰囲気を変えて楽しませて
くれるそうですよ
東庭は7つの石で北斗七星が表現されています
東司(トイレ)の柱石の余材を利用したものだそうですよ。
北庭は杉苔と石で市松模様を描いた庭です
勅使門から続く敷石をリサイクルしたものです。
とても斬新な感じがしますね!!
この方丈庭園は、近代の禅宗庭園として世界各地に
紹介されていて、「ZENスタイル」として海外でも
評価が高いそうです
NYを訪れたとき、海外でZENが浸透していることを
強く感じましたよ
お次は龍吟庵です。
こちらも重森三玲の作です
枯山水のお庭はシーンとしていて心を落ち着かせて
くれます
西庭は龍が海から顔を出して黒雲に乗って天に昇る
姿を表しているそうです
そうやって見るとお庭って面白いですね!!
黒砂の雲って珍しいですね~
東庭はピンク色の砂が敷き詰められていて、驚き
ました
なんだかかわいいですね
次のお庭は即宗院です。
島津家の菩提寺だったこの即宗院のお庭を篤姫も
散策
そんなお話もあるそうです
小さな公園のようなお庭で、東福寺の他の塔頭寺院とは
違ってゆっくりと散策できます
さて、最後は芬陀院(雪舟寺)です。
丸窓越しに見る東庭の光景は雑誌などで見られた
方も多いかと思います
しばしこの障子の前でぼーっと座り込んでしまいました
南庭には亀と折り鶴を表した石組みがあります。
縁側に腰かけてこんな風におしゃべりしながら
お庭を眺めるのも京都散策の楽しみですよね!!
廃物もムダにしないという禅宗の精神を持った作庭家・
重森三玲(みれい)はボランティアで東福寺の庭造りを
引き受けました
「江戸中期以降の庭園は芸術性が落ちている。
そして、現在は将来に誇れるような庭が造られて
いない。」と痛感したそうです。
全国の庭園を調査し、元々画家を目指していた芸術家
としての発想で、東福寺の庭づくりに取り組みました。
フランスの画家ミレーに憧れていたそうですよ。
参道に落書きがされていました。
街並み、文化遺産を大切にしなければ、将来に遺して
いけないと思います。
フィレンツェの大聖堂に落書きをした人もいましたね
保存し、遺していこうと努力している人たちがいる事を
忘れてはいけませんね!!
※イタリア・フィレンツェのサンタクローチェ教会はコチラ↓
e-tera.net/Entry/115/
次は東福寺の開山・聖一国師のお弟子さんのお寺に
行ってみます。