秋の嵐山♪

今回のいい寺は・・・・秋の嵐山です♪
 
秋の嵐山に行ってきました
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渡月橋の向こうには法輪寺の多宝塔と
黄色く色付いた銀杏の木が見えます
嵐山を代表する景色ですね

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嵐山には素晴らしい景色が至る所にあります
嵐山の名称は、紅葉が嵐のように
散るところからついたそうですよー
桜吹雪にもみじ吹雪
四季折々の変化を楽しめる場所ですね
撮影スポットもたくさんありますね

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平安時代には、貴族が船を浮かべて宴を
催したり、歌を詠んで楽しんだそうです
今でも同じように川遊びが出来るなんて
平安時代を思い浮かべてしまいますね
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嵐山公園・亀山地区の高台からの眺望です
ここも保津峡を見渡せる有名な場所ですね
対岸の嵐山の中腹には大悲閣のお堂と
銀杏の木が見えます
江戸時代の初めに保津峡を流れる大堰川(保津川)
の開削工事を行った角倉了以が工事で亡くなった
協力者の菩提を弔うために建てた寺院です

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角倉了以の一族は、安土桃山時代に東南アジアとの
朱印船貿易で巨万の富を得ていました
その財力で丹波と京を結ぶ大堰川の開削工事を行い
丹波の木材・米・炭等の産物を京都に運ぶルートを
開きました
角倉了以は他にも富士川、天竜川、高瀬川の
開削工事を行っています
富士川の開削工事の時には徳川家康が直々に
現地に赴いたそうです

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大悲閣千光寺へは渡月橋を西に渡って川沿いの
道を歩くこと30分
和尚さん直筆の看板が大悲閣への目印に
なっています
 
 
 
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てくてくと歩いて行く途中に、立ち寄りたくなる
茶店があります
おでんやみたらし団子や鍋焼きうどん
ちょっと休憩するのにいいかもしれませんね

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ボートで遊んでいる人も店に乗付けて買う事が
できます
おでんの湯気につられてしまいそうです~~

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亀岡から保津川下りをしてきた船を何度も見ました
所要時間は100分
角倉了以が開削した大堰川(保津川)を下り、流れが
緩やかになった所で飲物や軽食を載せた船が
横付けしてきます。
そしてのんびり宴が始まります

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川下りの船や紅葉を見ながら歩くと大悲閣千光寺
入口まであっという間に着きます

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花の山 二町のぼれば 大悲閣  (芭蕉)
松尾芭蕉嵯峨野の落柿舎に滞在中、訪れた
そうです。
 

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入口から岩山を登っていくと、参道にも芭蕉の
句碑があります

「六月や 峰に雲おく あらし山」
 

真夏に訪れた時は緑の深い境内でしたが
紅葉に囲まれたお堂が見えてきました♪

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角倉了以の木像です。
全国各地で川の開削事業を成し遂げた功績から
、手に鍬を持った姿をしています。
角倉了以の持念仏(観音菩薩)や木像を祀った
本堂は、朽ちて無くなってしまったそうです
今は仮の本堂に祀られています。

 
 
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仮本堂の前には魚の彫り物が飾られていました。
実はこれ、鳴らして使う道具だそうです
黄檗宗の独特な道具で、魚梆(かいぱん)といいます。

 

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こちらは、黄檗宗・萬福寺の魚梆です。
魚梆は儀式や行事の始まりを知らせる鳴らしもの
です。

魚がくわえている玉は私達人間の心の」中の
貪(むさぼる)、嗔(いかる)、痴(おろかな)心の三つの
毒を表しています。

この毒を浄化するために儀式や行事を行います。
魚の棲む水の流れで洗う意味もあって、魚の
姿をした道具を使うそうです。

 
 
 
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嵐山には陽春の桜花、初夏の新緑、盛夏の避暑、
初秋の観月、晩秋の紅葉、厳冬の雪景色・・・
と四季折々の風景があります。

のんびりと舟遊びをしながら川の流れに
身をまかせてみるのもいいかもしれませんね

次は大悲閣千光寺からの眺めです♪

 

 
 ※芭蕉が訪れ「嵯峨日記」を書いた落柿舎はコチラ↓
  e-tera.net/Entry/17/

※夏の嵐山・大悲閣千光寺はコチラ↓
  e-tera.net/Entry/15/
 

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