いい寺★大悲閣の鐘の音

今回のいい寺は・・・・
大悲閣の鐘の音です♪
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山門にかかった大悲閣の額。
年数が経った感じの額ですね~
大悲」は「大きな悲しみ」でなく
観音菩薩の「大きな慈悲」の心を表します

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 「ありがたや あらし山の観世音 

ぐぜひのふねに のるぞうれしき
(救世の船に乗るぞ嬉しき)」
嵐山の自然(観世音)に触れて心があらわれたと
喜びを表した詩です
「自然にいやされるのが一番ありがたい」
という事ですね

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角倉了以300年忌に建てられた御堂です
今の和尚さんが入寺した時には雨漏りが酷かった
のでトタンを張って応急処置をしたそうです
4年後の400年忌には建物の修復をしたい
とのことです
 
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眼下には大堰川(保津川)を下る船が
見えました
崖の上に立つ建物から下を見下ろすと・・・
足がすくんでしまいそうです

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作務衣姿の和尚さんが拝観者に仮設の御堂に
祀られている本尊・観音菩薩や角倉了以について
説明してくれます

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ここの本堂は和尚さんが入る前に朽ちてしまい
残っていなかったそうです。
今は立派な伽藍はありませんが、ここからの眺望は
渡月橋から歩いて訪ねる価値があると思います
 
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山の上の檀家さんのいないお寺ですが・・・
この絶景を遺してもらいたいと思います

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時々、大悲閣の鐘の音が保津峡で聴こえます
角倉了以がこの大堰川の開削事業に取り組んだ
おかげで、今の生活があるのだなと、地元の方々
の心にいつまでも響く鐘の音ですね

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しばらく余韻にひたってから下山しました

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大悲閣を下った所で対岸に渡る事ができます
白旗を振ると渡し船がやってきます
 
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水面から見る景色は贅沢ですね
この景色を浄土に見立てて歌を扇にしたため、
川面に流して遊んだ先人もいたそうですよ
「ありがたや あらし山の観世音 
ぐぜひのふねに のるぞうれしき」
 
 
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渡し船を下りて嵐山公園から小倉山の麓に
向かいました
 
嵐山公園や亀山地区には小倉百人一首の歌碑や
角倉了以の銅像があります。
 
そして、紅葉で有名な寂光院や二尊院には
角倉了以の墓所や藤原定家に関係した史跡が
あります。

次は二尊院を訪れてみます♪

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