今回のいい寺は・・・
ローマ教皇のクリスマスメッセージです♪
12月25日 クリスマスの朝を迎えたバチカンでは
サンピエトロ広場のバルコニーにみえるローマ教皇
と謁見する事が出来ます
サンピエトロ大聖堂の大きな大きな鐘のところに
人がいました
そして降誕祭のメッセージ「ウルビ・エト・オルビ」を
頂くのです
ローマ教皇がサンピエトロ大聖堂のバルコニーに
みえました
ローマ教皇から世界に向けてクリスマスメッセージと
祝福「ウルビ・エト・オルビ」URBI ET ORBIの始まり
です
「私たちのために聖なる日が到来しました。
皆、主を拝みに来てください。
今日、輝かしい光が地上に降りてきました。」
2007年のローマ教皇のメッセージは
「キリストの希望の光」をテーマに告げられました
このイラストはNYの国連で飾られていた子供の
作品です
世界を闇に落とす戦争やテロ、民族・宗教・
政治的対立、環境破壊による自然災害・・・
その中で暴力にさらされる人
差別をされる人
被害を受ける人
と世界各地に助けを求める人々がいます
「今日輝かしい光が地上に降りてきました
イエスの誕生は、この闇を照らす偉大な光です。
そして平和をもたらす希望の光です。」
降誕祭の深夜ミサでは
「今日、真の平和が地上に降りてきました。」
という賛歌で始まりました。
「イエスはベツレヘムの夜のしじまの中に生まれ、
優しい手に包まれ受け入れられました。
今日、この私たちの降誕祭に、救いをもたらす
救い主の誕生の喜ばしい知らせが響き渡り続ける中、
誰かが心の扉を開き、彼を受け入れる用意がある
でしょうか。
キリストは、この時代を生きるすべての人々、
私たちのためにも平和を与えに来られるのです。
誰が不確かで不安なこの夜に、祈りのうちに目覚めて
いるでしょうか。
一体、誰が信仰の火を灯し続け、新しい日の曙を
待ち続けるでしょうか。
誰が彼の言葉に耳を傾ける時間を持ち、その愛の
魅力に惹きつけられていくでしょうか。
そうです。彼の平和のメッセージはすべて人々の
ためです。
彼は救いの確かな希望として、自分自身をすべての
人々に捧げるために来られるのです。」
ローマ教皇は、すべての人々にもたらされた
キリストの光が貧困や不正義、天災や戦争で
苦しむ人々の慰めとなるよう祈られました
そしてローマ教皇は
「このキリストの光を受け入れるには信仰と謙遜が
必要だ。」と説かれました。
主の言葉を信じて、自分の子を第一に礼拝した
マリアの謙遜
信仰に満ちた勇気を持ち、自分自身の評判よりも
神に従うことを選んだ義人、ヨゼフの謙遜
天の使いの知らせを受け入れ、生まれたばかりの
幼子を見出し、驚きに満ちながらも神を賛美し、
その幼子を礼拝した羊飼いたちの謙遜
今の時代でも当てはまり、特に社会の先頭に立つ
人々に強く求められるものかもしれませんね
そしてローマ教皇は
「貧しく名もないあの羊飼いたち・・・彼らこそ、
昔も今も降誕祭の主役なのです。」
と続けられました。
マリア、ヨゼフ、東方の三博士と「イエス・キリスト降誕」
に関わる話の主役ではなく・・・
「羊飼いたちの彼らこそ、神の歴史の常なる主役
であり、神の正義と愛と平和のみ国の疲れを
知らぬ建設者たちなのです。」
ごく一部の人が主役ではなく、社会を築く人々
皆が主役ですよね!
すべての人々に平等に明かりが灯される、これが
大切だと思います。
金融危機は多くの家庭に影響を及ぼします
この世界的な危機をきっかけに、私たちも思いやり、
友情、連帯を心に留めていかなければいけませんね!
ローマ教皇の言葉にこんなものもありました。
「物質主義や消費欲の罠が取り除かれたクリスマスは、
キリスト生誕の奇跡に始まる希望のメッセージという
個々への贈り物を受け止める良い機会となる。」と。
クリスマスの頃は冬至で夜が一番長いころです。
夜明けの来ない夜はありません
春の来ない冬も無いといいますが、この長く
続く闇のなか、心温まるクリスマスを迎えて
くださいね
皆さんが希望の灯りに導かれますように
次はサンピエトロ広場の人々です♪