正月の京都

今回のいい寺は・・・・・
正月の京都です
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真っ赤に色づいてキラキラした紅葉の季節が
終り、冬の嵯峨野は静まり返っていました

春までは、静かに時が過ぎていくのでしょう

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小倉山の麓、二尊院の山門の正月飾りです。         
由緒ある寺院には、立派な門松が飾られている
かと思ったら・・・
とってもシンプルな飾りでした。
お正月はにはお寺よりも神社を訪れる人が
多いですよね!
私も地元、熱田神宮に初詣に行ってきましたよ

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常寂光寺の山門です。

ここも静寂に包まれていました
紅葉の季節にも人の気配を感じないなかで
拝観できたら・・・・・
なんて、贅沢な事を考えてしまいました
観光地になる前は、静かな山里だった
のでしょうね        

 

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嵯峨野の竹林を通る道です。
青々とした孟宗竹
この風景は四季を通して変わりませんね
竹林の癒し効果って高いですよね
夏に訪れると清々しいですよ~

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竹林の先には野宮神社があります
昔、伊勢神宮に奉仕する内親王(皇女)は
潔斎(心身を清める)のために皇居内の初斎院
で一年間、野宮神社で三年間過ごしました。
 
この潔斎が済んで、はじめて伊勢神宮に
向かわれたそうです。
どの道を歩むにしても楽な道はありませんね!
 
※潔斎は、仏教でいう精進と同じです。
精進料理のように潔斎中は食事にも
制限があったそうです

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野宮神社の境内には受験生や
観光客がたくさん
 
受験や恋愛にご利益があるそうです
神社は「みそぎ」「はらい」を行うのが本来の姿
ですが、今は単純に「ご利益」を願う場になっていますね。
 
人生の道を開くにあたって、自分の力を信じるために
神社で心を清めて、迷いを払うのが「ご利益」の意味
だそうです
 
私は「自分の力を発揮できますように!」と
神様にお願いしたいです~

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嵐山の表通りに出る前に、茶処 指月庵があります。
ここでは自服(自分で点てる)で抹茶を飲めるそうです。
でもうまく点てられるかちょっと心配ですね

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京都は茶道でも有名ですね!
 
上京区小川通りにある表千家の表門です。
江戸時代後半に紀州家から拝領した門です。
立派な門で門松が似合いそうですが、小さく根松が
飾ってありました
 
この門は家元の住まいらしく、武家風のいかつさを
和らげて格式張らずに、穏やかな風景になるように
心がけているそうです。
 
そこで門松でなく根松が飾ってあるのでしょうか?

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表千家の隣には、裏千家の家元宅があります。
表千家の武家屋敷の門とは対照的に
茅葺きの屋根で柔らかな雰囲気がでています。
 
特に青竹の樋が良いですね。
自然な感じがします
 
そして、裏千家の門飾りも根松でした
 
根松には「根付く」の意味があるそうです。
松竹梅の中でめでたい松に根がついて良い事が
続きますようにという事で、根松を正月に飾るそうです。
 
家元では、時代が変わっても、茶の湯の文化が
日本に「根付く」ようにと言う事でしょうね!
 
 
「道を開き、歩む先で根付くように」

  

次は禅寺の正月を見に大徳寺に
いってみます

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