いい寺★京都・随心院 小野小町の恋♪

今回のいい寺は・・・
京都・随心院です♪

曙に映える醍醐寺の桜を見てから、
随心院まで足を延ばしてみました

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小野御苑 大本山 随心院

随心院は小野小町と関係の深いお寺です

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随心院のある山科区小野は、小野一族が
栄えた地で、小野小町は晩年をこの地で
過ごしたそうです

随心院には、小野小町が使用したといわれる
化粧の井戸」や老いた姿を描いた卒塔婆・
小町像もあります。

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六歌仙、三十六歌仙の1人で絶世の美女と
言われた小野小町
この地には歌謡「百夜通い(ももかよい)」という
叶わぬ恋の物語も伝わっています

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深草少将という小野小町を慕う方がいました
百日間、私のもとに毎晩通ってくだされば
あなたの想いを受け入れましょう

という小野小町の言葉を信じて、彼女のもとへ
通い続けました

明日が最後という九十九日目の晩に・・・
大雪のために門前で力尽きて亡くなって
しまいました

あと1日だったのに・・・

なんだか悲しい話ですね

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参道にはキレイな桜が咲いていました

小野小町の美しさにも、彼女に逢いたくて頬を
ピンクに染める深草少将にも見えてきたりして

深草少将が眠る欣浄寺(ごんじょうじ)には
「通う深草百夜の情け
小野小町恋しい涙の水は
今も湧きます欣浄寺」
と詠われた少将遺愛の井戸があります。

涸れることなく水が湧き「涙の水」と言われて
います

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境内には小野小町の歌碑がありました。
花のいろは うつりにけりないたずらに
我が身世にふる ながめせしまに

小野小町自身を桜に譬えた有名な歌ですね

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美しい花は一瞬で散ってしまいます
絶世の美女」ともてはやされた小野小町
老いていく中で心の葛藤も人一倍あったのかなー
なんて想像しちゃいます。

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境内の裏手に回って、朽ちかけた土塀沿いに
歩いていくと竹林があります

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深草少将をはじめ多くの貴公子から小野小町へ
送られた文を埋めたと伝わる文塚

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小野小町を祀った、追善・追慕の供養塔が
ありました
意外にも小さな小さな石塔でした。

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※毎年3月の第4土曜・日曜日に随心院では
はねず踊り」が行われます。

小学生が恋愛話の「百夜通い」を演じます。

ここでは、深草少将が九十九日目の晩に
雪が深いので自分が会いに行く代わりに
代役を立ててしまいます。

それを知った小野小町は愛想を尽かした事
になっています

その後、小野小町は里の子供たちと楽しく
余生を過ごしたいう事で、悲しい恋の話が
滑稽な話に変わっています。

人は一度でも裏切ったり嘘をついたら
信用や信頼をなくすといいますよね。

誠実が一番ですね!

次は桜を求めて京都ぶらぶらです♪

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