今回のいい寺は・・・
グランドゼロで空を見上げて です♪
2008年夏 NYを訪れました
私がどうしても自分の目で確かめたかった
場所
グラウンド・ゼロ
世界貿易センタービル跡地です
何事もなかったかのように時間が流れているけれど
「テロは生活のすべてを変えた。あの日、現場近くの
ホテルから間一髪で逃れた弟はまだ心の傷や
恐ろしい記憶と闘っている。
平和のない世界で働くことの危険を強く意識するように
なったけど、怖くはない。
私は以前より熱意と愛を大切にして生きるようになった。」
そう語っていた人がいました。
「テロを身近に経験したあの日は自分の人生で一番
恐ろしい1日だった。
1年たっても自分の中でもうまく消化できない。
だから夫と旅に出る。
美しい風景を楽しんで、自由と命を祝福したい。」
世界貿易センタービルのあった場所は空が広く、
朝降っていた雨が上がり、うれしいことに晴れ間が
見えてきました
跡地は思ったよりも狭く、ただの工事現場のよう
このクレーンはどこまで高く伸びていくのでしょうか?
グラウンドゼロ
何もなくなっちゃった場所。
でも、
ニュースで見た風景と変わりはないはずなのに
「地点」に立つと、胸が熱くそして苦しくなった
様々な国の、様々な肌の色、様々な髪の色を
した人たちが訪れる
「辛い現実だけど、忘れ去られてしまうよりも
やはり多くの人に見てほしい。
胸に刻んで欲しいという気持ちが大きい。」
NYの多くの人がそう思っているそうです。
私もここで何か感じてくれる人がいてくれたらと思います
失ったものは取り返しがつかないけれど
焼け野原から新しく芽が吹き出してくるように
歩き始めた人々がいました
何の前触れもなく、大切な人を残して亡くなって
しまったけれど、
天上の星になって、残された人が病気になったり
しないよう、元気に育つよう、いつも天上から
見守ってくれているのだと思います
哀しむばかりじゃダメだと思いました。
なぜこんなことが起こってしまったのかを
考えなければ、きっとみんなが笑って
暮らせる日は来ないかもね。
ヒロシマの平和記念資料館で見た写真には
ただれてケロイドになった皮膚や、焼け崩れた
町の様子もあれば熱風でねじれてしまった
ガラスビンも展示されていました
正しい戦争なんて
・・・ないよね。