今回のいい寺は・・・
二人のフランス人宣教師です♪
祈りの島々・五島列島
信仰の始まりの地、福江島・堂崎
1566年イエズス会のポルトガル人宣教師
ルイス・アルメイダがこの地に上陸して五島の
キリスト教の歴史が始まりました。
その後の受難の時代を経て、300年後に
カトリックを伝えたのがフランス人宣教師
でした
フレノ神父は五島巡回宣教師に任命されて
島々を布教して廻りました
当時は、禁教令は説かれたといっても
カトリックがこの地に復活したというわけでは
ありませんでした
弾圧を逃れるために隠れて行われた儀式は
子孫に伝わるうちに変化していきました。
そして、先祖供養を中心とした、カトリックとは
認められない姿に変わっていました
ゼロから始まったカトリックの布教
その中心になったのがフレノ神父の後任
マルマン宣教師でした。
マルマン宣教師は、貧困にあえいでいた人々が
生きる為に子供を間引く悲惨な光景を見て
救済にあたったそうです
布教をするという目的の前に、子供たちの
救済に力を尽くした方なのでしょうね
堂崎に子供を育てる養護施設と、保母さんを
育てる修道院を建てて、社会活動の基盤を
造りました
マルマン宣教師が布教の足跡を残して
佐世保の黒島に移ると、後任には黒島から
ペルー宣教師がやってきました
堂崎教会のすぐ目の前は美しい海!
ミサの合図にはほら貝が使われ
信者は小舟に乗って礼拝に訪れたという
キリシタンたちにとって、この岬を目指して小舟を
こぐことは、自由に信仰できる喜びそのものだった
にちがいありませんね!
ペルー宣教師は、新たな夜明けのために
カトリックの教えを根付かせました
堂崎には多くの信者が集い、
祈りの拠り所となる天主堂を建て、
信仰の花が開いていきました
次は教会と島の暮らしを訪ねてみます♪