今回のいい寺は・・・
椿と信仰のお話です♪
「東の大島、西の五島」と称されるほど、椿の自生地
として名高い五島
椿の花言葉は「理想の愛」です
教会には、椿をモチーフにした飾りやステンドグラス
がたくさんありました
ヨーロッパの教会で飾られるバラの花の代わりに
五島では椿を使用したそうです
椿の花びらは5枚なのに、よく見ると4枚です
椿の花びらで十字架を表しているのだとか!
バラはユリやカーネーションと同じように
キリスト教の花です。
白いバラはマリアさまをイメージして
純潔の象徴
赤いバラはキリストの血を表し
殉教の象徴
ガリラヤの春
イエスが伝動を始めたとき、ユダヤの人々は
ローマの支配から解放する救世主として
彼に大きな期待を寄せました
しかし、当のイエスはそれを否定します
人々は、目の前に射した希望の光に期待を
寄せました
しかし、その願いが叶わぬことを知ったとき、
大きな失望と絶望感におそわれます
ガリラヤの人々にも、隠れキリシタンの人々にも
そして、イエスにも・・・
エルサレムの郊外、オリーブ山の麓のオリーブ油
をしぼる搾油所・ゲッセマネ
イエスと弟子たちは、最後の晩餐のあと、この地で
夜を迎えて祈りを捧げました
そして、寝静まった中で一人イエスは、人々に
見棄てられる恐怖と闘いながらその時を
待ちました
この場所でイエスはイスカリオテのユダに裏切ら
れて捕らわれの身となったのです。
イエスはこの日が来ることを知っていたそうです。
ローマの支配から解放する救世主ではなく、
永遠に人間の同伴者となるため、神の愛を
証明するために、自分が最もみじめな形で
死ななければならないことも知っていました。
そして、イエスの最も激しい愛と苦しみの極みが
白い薔薇を深紅に染めました
五島に群生する椿
信徒たちは、家の周囲に椿の木を植えて
密かに暮らしたそうです
神の愛に支えられて
先祖から代々伝えられてきた教えを守るため
隠れキリシタンの人々は、フランス人の建てた
大浦天主堂で初めて聖母マリアの姿を見ました。
徳川家康の大禁教令により教会は全て取り壊されて
しまったので250年ぶりの再会でした
そして、聖母マリアと再会した隠れキリシタンが
信仰の表明をした時、五島の沈黙はやぶられました
五島の人々と信者の関係は崩れ、彼らに最後の
試練が訪れます・・・
次は受難の地、楠原へ行ってみます