今回のいい寺は・・・
浦上天主堂☆復活の力!です♪
カトリックの神父でもある国連のデスコト総会議長が
広島に原爆を落とした米軍機の機長について、
「彼は良心を無視して、命令だけに従うように
教え込まれていた。
キリスト教社会を代表して許しを請いたい。」
と語ったという新聞記事を読みました
議長は二度と悲劇を繰り返さないためにも
忘れてはならないと!
長崎で原爆の傷跡を残す教会を訪れてみました
レンガ造りの美しい教会です
しかし、現在の美しい姿になるまでには大変な
道のりがありました
前回の記事で拷問石が置かれていたことを
書きましたが、禁教令のなか守った信仰が
サンタマリアとの再会で復活し、最後の弾圧を耐え、
やっとの思いで人々は信仰の自由を獲得したのです
最後の弾圧から人々を救ったのは欧米の人々でした。
政府も弾圧をやめ、自由になった人々が自分達の
手で造った教会なのです
ところが、浦上天主堂は人間が作った兵器によって
破壊されてしまいました
長崎に落とされた原爆で浦上天主堂の神父と信者の
ほとんどが被害を受けました
しかし、人々は決してあきらめませんでした
残されていた僅かな人々が力を出し合って
聖堂を築きあげたのです
潜伏キリシタンとしてひっそりと信仰を守り
大浦天主堂でサンタマリアに出会い信仰を告白、
そして最後の弾圧を耐え、長崎に戻りました
さらに、人々は原爆によって全てを失いました
そんな状況のなかから、信者は三度の復活を
果たしました。
この苦難の歴史が人々に多くの知恵と勇気を
もたらしました
悲劇を二度と繰り返さないために残されて
いるものがありました。
みなさんが真剣に見つめているのは・・・
爆風で飛ばされた教会の一部です。
裏手には・・・
破壊された像や
天使がそのままの姿で残されていました
そして衝撃的だったのが被爆したマリア
とても悲しげな表情に思えました
そのままの姿で私たちを見つめるマリア様
からのメッセージはどんなことばでしょうねー
2つの塔につるされていたアンジェラスの鐘は
片方が爆風でふきとばされてしまいました
奇跡的に現存したひとつの鐘だけが、現在右の
塔につるされているそうです
残されたひとつの鐘が浦上信者の過去から
現在、そして未来へと信仰の鐘を響かせて
いるのですね
記念として残すことによって、時間を止めずに、
そして新たな歴史を刻みながら、信仰の地
として歩んでほしいですね
平和の原点は、どこまでも人間にあります。
一人ひとりが他者を認め、他者を尊重できる
ようになれば、争いは起こりませんよね!
1945年8月6日、午前8時15分に人類史上初
の原子爆弾が広島に投下されました
8月9日には長崎にも投下されました。
どれだけ時がたっても、戦争を経験していない
私たちも忘れてはならない過去があります。
広島のお友達 まめちゃんからの手紙を
是非読んでくださいね↓
「ヒロシマに生まれて 深イイ話★」
e-tera.net/Entry/261/
いつも心に平和を想いながら生きていたいですね