今回のいい寺は・・・
京都・上賀茂神社の観月祭です♪
昨日は中秋の名月でしたね
お月見をされた方も多いかと思います
先人たちは旧暦の8月15日の月を「中秋の名月」と
呼び、愛でてきました
今の暦でいうと、9月中旬から10月上旬にあたります。
十五夜の月は、完全な満月ではない場合もありますが
ほぼ満月の美しい月です
京都の上賀茂神社(加茂別雷神社)では、加茂観月祭が
行われていました
保育園の子どもたちが馬場殿にて合唱や演奏を
奉納します
先人は月の満ち欠けを再生や甦りと重ねており、
月が満ちるのと先祖が甦るのを重ねていたそうです。
かつて、お月見は先祖供養のお祀りでもありました
また月の満ち欠けを象徴する秋の満月には、秋の
七草や団子、里芋、栗などをお供えし、収穫を感謝
しました
水を張った桶か、お酒の入った器を縁側にお供えして
水面に映った月を楽しむ月映し
昔の人はとても風流な遊びをしていたのですね
上賀茂神社の神紋でもある双葉葵ののれんを見つけ
葵屋やきもち総本舗さんに入ってみました
かつて、上賀茂神社には葵の草が絨毯のように
茂っていたそうですよ
環境が変わり、今は裏山にわずかに生えている
だけになってしまったそうです
賀茂名物のやきもちは羽二重餅で包まれていて
やさしい味でした
おはぎもふわふわです
世界文化遺産に指定されている上賀茂神社
日が暮れて拝殿前の盛砂が青白く光って
とても幻想的でした
うっすらと月が見えてきましたよ
「荒城の月」を箏の音色に乗せて演奏されていました
かつて日本人は、月に限らず全てのものに神や先祖が
宿ると考えていました
ときには月を見て先人と同じように先祖に想いを
馳せてみるのもいいかもしれません。
想うのは身近な人でも・・・
月は欠けるときにはものを浄化する力を発し、
満ちるときはエネルギーを補充する力を発揮
するとも考えられていました
月が欠けていく時期に大掃除をしたらはかどり、
満ちる時期に夢を描いたり、将来の計画を立てて
みたりすると月のように満たされていくかも
しれませんね!
5月15日の葵祭にまた訪れてみたいと思います♪
※「下鴨神社と双葉葵」はコチラ↓
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