一年の計は元旦にあり!

今回のいい町は・・・
一年の計は元旦にあり!です♪

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一年の計は元旦にあり」というように、一年の節目として、
日本人は正月をことのほか大切にしてきました

正月には年神様という新年の神様が各家庭に降りて
くると考えられ、その年の幸運を授けてもらうために、
さまざまな習慣が定着しました

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現在、多くの伝統的な習慣が忘れられていくなかで、
初詣お雑煮を食べる習慣など、正月行事はいまだに
多くの日本人が大切に守り続けています

ふだんは洋食ばかり食べている人でも、三が日くらいは
おせち料理」に箸をつけることが多いでしょう

「おせち」はもともとは季節の変わり目の節句に、年神様
お供えするための「お節」でした。
やがて大晦日の年越しに食べられるようになり、年に何回
かある節句のなかでも正月が最も重要な節句ということから
正月料理に限定していうようになったそうです

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一月七日の朝に「七草粥」を食べる習慣も残って
いますね
七草粥を食べると、その年一年、病気にならないと
いわれ、日本では江戸時代から一般に定着しました

もともとは中国では一月七日に無病を祈って七草の
野菜を食べる習慣や、薬草である若葉を食べて立身
出世を願う習慣があったそうです

七草の持つ力で邪気を祓い、一年の無病息災豊作
を願うといった信仰的な側面ばかりではなく、正月の
ごちそうで疲れた胃腸を休め、青葉の不足する冬場の
栄養補給をするという知恵でもあったと思います

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一月十一日には、正月に飾った鏡餅を下して鏡開き
をします。
鏡開きは、神霊が刃物を嫌うため、包丁を使わずに
手や木槌などで鏡餅を割り、雑煮や汁粉にして
食べる行事です

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昔の武家では、鏡餅を雑煮や汁粉にして、主君と家来
たちがそろって食べ、商家でも主人と従者たち、さらには
家族も加わって一緒に食べたそうです。

一家の円満を願ったり、主従の親密さを深めることに
意味があったのでしょうね

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一月一五日を小正月といい、この日の朝には小豆粥
を食べる習慣がありました。
古来、小豆は、米や大豆とともに日本人の食生活に
欠かすことができない穀物です
また、小豆のような赤い色の食べ物は、体の邪気
取り払うと考えられていたため、おめでたい日などに
赤飯として供されてきました

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小正月には左義長(どんど焼き)といってしめ飾り
門松書き初めを神社やお寺の境内などに持ち寄り、
書の上達などを願い燃やす行事がありました

燃やすときの煙に乗って、新年に訪れた年神様
天上に帰っていくと信じられていたのです
その火でを焼いて食べ、を自宅に持ち帰って
撒くと、その年の病が取り除かれると考えられて
いました

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そして、一月一六日は仏法はじめです。
お墓参りや仏事が行われます。

さて、正月に頂いたパワーを活かし、輝けるよう
自分磨きに励みたいものですね!!

※京都・妙心寺東林院で頂いた小豆粥のお話はコチラ↓
 e-tera.net/Entry/55/

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