今回のいい町は・・・
国連で学ぼう~まずは世界を知ろう!です♪
先日「行列のできる法律相談所」という番組で
スーダンで医療活動に携わる日本人医師が
紹介されていました
外務省の医務官としてアフリカ・スーダンに
赴任した川原医師です
目的は現地で支援している日本人の医療
スタッフとして働くことでした。
そのため、現地の人へ医療を施すことが
できませんでした
医師なのに、目の前にいる患者を救うことが
出来ないのです。
そこで、彼は医療が行き届かない現地の人に
医療活動をするため職を辞して、現地に残る
ことに決めました
はじめは、現地の人々になかなか受け入れられ
なかったそうですが、自分はここに骨を埋める
覚悟で来たと話すと、彼の思いが伝わり、人々
と打ち解けることができたそうです
それだけ、人々の心も貧しくなってしまったのかと
悲しい気持ちになりました
自己満足のために来ているのでは?本当に自分達の
ために来ているのか?数年経ったらいなくなるのでは?
そんななか、自分はこの国に骨を埋める覚悟で来た
ことを話すと、彼の思いが伝わり、人々と打ち解ける
ことができたそうです。
私はNYの国連を訪れた際に、展示スペースの写真を
見て、今、世の中で何が起きているかを知りました
スーダンは90年代、テロ組織アルカイダの拠点でした
組織が海外へ移るまでは、各国から注目されていました
が、その後にダルフール地方で起きたアラブ系と
非アラブ系の民族紛争には世界は無関心でした
世界の関心は、9.11のテロからアルカイダの拠点
となっていたアフガニスタンへと移っていました。
その間に民族紛争で政府に支援された組織によって
大量虐殺が起きていたのです
このダルフール地方の問題が知られるようになってから
国連はもとより、多くの人々が立ち上がりました
スーダン政府や影響力のある国へ多くの声が発せられ
ました。
苦しんでいるスーダンの人々のために・・・
しかし、今でもスーダンはテロ支援国家として、問題の
ある国として扱われていて、支援物資が満足に行き
届いていない現実があります
しかし、実際は何の関係も無い一般の人々が
病気や貧困に苦しんでいます。
残念なことに、日本ではそのような世界の情報が
不足しています
今回のようにスーダンで医療活動に従事する川原医師と
その活動を支援する仲間の話を聞いて胸が熱くなりました。
表面的な情報を受け取るだけではなく、世の中のことを
正しく学ばなければならないと思いました
国連に展示された一枚一枚の写真が世界のことを
学ぶ入口だと思います
すぐに支援が出来なくても、世界に目を向けて
「知る」ことが大切だと思いました
そうすれば、国や宗教や人種の枠を超えて、
助け合えるように最初の一歩が踏み出せます
ひとりひとりが今出来ることを行えるように
最初の一歩が踏み出せるように
日本国内にも国連のような、世界各地で起きて
いる問題と向き合える場所があると良いですね!