今回のいい町は・・・
一歩を踏み出した素敵な女性~藤原紀香さん~です♪
女優の藤原紀香さんのアフガニスタンやカンボジア
など世界での活動を聞く機会がありました
自身も神戸の震災を経験しているそうですが、
アメリカで起こった9.11のテロを受けて友人が
傷ついているのではと心配しアメリカに電話を
したそうです
そこでアメリカ人の友人が言った言葉は
「アフガンに報復を!」だったそうです
驚いた紀香さんは「現地を見なければ!」と思いたち、
自ら国連に電話をかけ、2週間危険回避の訓練を
受け、9.11の翌年、2002年にアフガンへ向かい
ました
首都カブールへ向かう道はボコボコで、空港では
飛行機が空爆で破壊され、真っ二つになった
まま放置されていました
道には地雷が爆発した跡と黒こげのトラックが
地雷の目印は小さな石ころが置かれているのみで、
危険ゾーンが赤、安全ゾーンが白と色分けされて
いたのですが、子どもが投げたり、ずらしたりするため
あまり意味をなさなかったそうです
戦争が終わっても義足を着けにくる人が後を
絶たないそうです
敵が来ないようにと自分達で埋めたものもあります
そして、どこに埋めたかもわからなくなってしまった
そうです。
アフガンやカンボジアなどを訪れた紀香さんですが
子どもたちは、手や足が無いということで、カメラを
向けられるのを嫌がりました
そこで、紀香さんはカメラをしまって子どもと
遊びました
すると子どもたちは
「おねえさんは写真を撮りに来たのでしょう?」
「撮っていいよ!ぜひ僕たちのことを伝えて!!」
と言ったそうです。
なぜ子どもたちは2時間もかけて地雷が埋まっている
かもしれない道を歩いて学校に通うのでしょうか?
その答えを子どもたちは目を輝かせて教えてくれました。
「勉強して、破壊された飛行機を直したい」、
「花をたくさん植えたい」と!
カンボジアでは昔「知識人は殺せ」という時代が
あったそうです
勉強したいという子どもを集め、トラックに乗せ、
ワニがいる池へ落としたそうです
未来の知識人の芽を摘んでしまえということで
しょうか・・・
アフガンでは地雷教育の時間が当たり前に
あるそうです
きちんと教えなければ危険だからです
これまでは「殺して奪え」という教育をしてきた
のですが「話し合いで解決せよ」ということを
教えていくように変わってきたそうです
教育の場があることによって、将来、職業を
選べるようになります。
インドといえばIT関連事業が有名ですね
インドにはカースト制があり、小作の子は小作
にしかなれませんでしたが、新しくできた職業が
IT関連でした
子どもたちはIT業界で働けるように必死に勉強
します
二ケタの九九もなんなくこなします
貧富の差が激しい発展途上国だったインドも
教育によって道が開けてきました
他人に体を見せることがない文化や宗教では、
助産婦がいなく、イチかバチかの出産ばかり
だそうです
また、ベトナムの少数民族は母乳は悪いものだと
信じているそうです
母乳に含まれる免疫や栄養が行き届かなかったり
生まれてすぐ離乳食を食べさせてしまうため命を
落とす赤ちゃんも多いそうです
そのため、紀香さんは「おっぱいプロジェクト」を
たちあげ、母親たちにセミナーを行うという活動も
されているそうです
外国では親子で殺し合うこともある現実・・・
生きていることに感謝したいですね。
紀香さんの頭の半分は芸能活動のことですが、
もう半分では世界で起きていることを伝えていこう
と考えているそうです
それは現地を訪れたから感じることができたそうです
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地雷は1個300円
地雷除去は1個10万円
全ての地雷除去には千年かかるそうです
世界には現在360種類、推定6千~7千万個が
埋められています
除去はひとつひとつ手作業、気が遠くなる作業ですね…
一度に廃絶することができなくても、一歩一歩
前進することはできると思います
「ある国の平和も、他国がまた平和でなければ
保証されない。
この相互に結合した世界では、戦争も自由も
平和も全て連帯している」
これはインド初代首相のネールさんの言葉です
お互いに尊重しあい理解するために
お互いを知ることが大切でしょう。
まぁるい地球に住んでいるのですからね!