今回のいい町は・・・
アンコールトムのひみつです♪
ヒンズー教を国教としたクメール王朝において、
仏教寺院・アンコールトムを建立した国王・
ジャヤヴァルマン7世だけは熱烈な
大乗仏教徒でした
しかし、彼の死後、再び天下を取ったヒンズー教勢力
により、多くの仏教寺院において、仏像は無残にも
削り取られたり破壊されてしまいました
そのような歴史がある中で、なぜアンコールトムに
観音菩薩が残っているのかとても不思議では
ありませんか??
実は、後に改修し第三の目を付け、ヒンズー教の
シヴァ神として信仰されたため、壊されることなく
今日まで残っているという話があります
少し分かりにくのですが、額の中央に膨らみが
あるように見えます
それにしてもアンコールワットやアンコールトムを
実際に目にして改めて驚かされるのは、柱や壁など
建築物のいたるところに施された彫刻の美しさです
写真は炊飯の様子ですが、神々の姿を描いたり、
当時の庶民の暮らしぶりや戦争の様子をモチーフ
にしたものなど様々なテーマの作品がたくさんあります。
クメール人とは容姿が異なる戦士も描かれていました。
漢民族の傭兵だそうです
外国人部隊を雇うほど巨大な国力があったのですね
観光客が肩に手を置きポーズを取っています
「知らぬが仏・・・」
最近までは国王の像と思われていたのですが、
実はこの石造は閻魔大王なのです
日本に伝わった閻魔大王とは別人のようですね
こちらはレプリカで本物は博物館にあるそうです
本物でなくて良かったですね
長い年月を経て遺されてきたものには諸説あり
それもまた面白いですね!