大須観音は、浅草の浅草寺と並ぶ日本三大観音の
ひとつです。
浅草寺はあまりにも有名で全国・世界中から観光客が
集まってきていました。
私の住む名古屋にある大須観音は、ビルに囲まれていて
境内は広くありませんが尾張四観音の寺院と同じように
名古屋の観音信仰の中心となっています。
名古屋は観音様を祀る寺院が多いそうですよ!
通称大須観音は、もともとは岐阜県羽島市の大須に
あったそうです。
後醍醐天皇が大須郷に創建した北野天満宮に
付属した寺院(真福寺)として建立(1333)したのが
始まりだそうです。
その後、徳川家康が犬山城主 成瀬正成に命じて、
この地に移転させたそうです。
名古屋の大須は万松寺・本願寺名古屋別院・
大須観音の門前町として形成されました。
今では、各お寺の周りはそれぞれに特色のある
街へと変わっています。
大須観音の入口 仁王門です。
仁王門をくぐってすぐ右手に浄水を
蓮の葉の鉢に流す観音様がみえます。
笑顔がステキですね~
晴れ渡った青空に朱色が映えますね~
本堂の入口には「大悲殿」の額が飾ってあります。
嵐山の「大悲閣千光寺」の名前もそうですが、
「大悲」の言葉には何か意味があるのでしょうか?
本堂の屋根には黄金の宝珠が飾られています
名古屋の空に似合いますね
本堂の入口には「観世音」と書かれた大提灯。
ここに観音様がみえますよと教えてくれているみたいですね。
浅草寺の提灯の文字は「志ん橋」でしたね。
お線香は仏様への大事なお供え物です。
線香は良い香りを放って、不浄なものを全て
清める効果もあると考えられます。
ですから清らかな心でお参りするために線香を
たくのですね。
お供え物だけでなくお経も仏様(先祖)の
ご馳走だそうです
私達はお経を唱えられませんが、お花やお水、
お線香を仏様(先祖)へお供えして一心に手を
合わせる事が、お経の代わりになるのでは
ないでしょうかね
トムセレック主演のハリウッド映画
『ミスターベースボール』で中日ドラゴンズの
助っ人として来日した主人公を恋人になった
日本人女性が、大須観音に連れていって、
線香の煙を体にかけると病気が治るという風習を
教える場面が見られるそうです。
こちらもお前立ち様のようです。
清水寺・浅草寺・大須観音と観音様を巡ってきましたが、
ご本尊の観音様は公開されていませんでした。
大須観音については50年に一度のご開帳。
生きている間に拝見する事ができたらご縁があったという
事でしょうか。
2030年かぁ・・・48歳!まだまだチャンスはありそうですね!
入試合格の札が掛けてありました。
私は鰐口を鳴らして観音様に会えますようにと
お願いしておきました
本尊の左は弘法さんです。
お参りの焼香の煙で燻されています。
弘法大師の隣にふくよかな布袋さんがみえます。
ここは名古屋七福神霊場のひとつとなっています。
向かって左の建物は、自動車の安全祈願のお払い場と
干支の守り本尊にお参りするところとなっています。
横に車の出入り口があります
直接車にお払いするのはトヨタ自動車の
お膝元らしいですね~
中には干支の守り本尊をはじめたくさんの観音様が
祀られています。
大須観音の境内には静岡からの団体バスが2台
停めてありました
地方からのお参りもあって平日でもにぎやかですね。
奥のビルには仁王門商店街の入口案内が大きく
描かれています。
境内にもまだまだ見所がありそうです