今回のいい寺は・・・
海を渡った高麗仏です♪
海を渡った高麗仏です♪
石葺き屋根の建物が数多く残る対馬の厳原町
朝鮮半島を望む西海岸へ行ってみました
途中、久根浜の小高い場所に朝鮮伝来の本尊さん
を祀るお寺がありました
を祀るお寺がありました
参道の坂がかなり急でびっくり
道路にあった
「県重要文化財 高麗仏」の看板を見て
突然訪問したのですが、和尚さんは
温かく迎えてくれましたよ~
温かく迎えてくれましたよ~
対馬に数多くある高麗仏のなかでも最も古くて
大きな銅像の如来さんだそうです
大きな銅像の如来さんだそうです
華やかな文化を築いた新羅から
高麗時代に変わった頃のもので
新羅の影響を受けた秀作です
如来さんの足もとには天地を指さす誕生仏
小さいけれど、手がすっと伸びていて凛々しい
姿でした
姿でした
この誕生仏も高麗時代初期の作だそうです
後ろにみえるのは高麗時代後期の仏さんです
ちょっと雰囲気が違いました。
本尊さんと両脇の仏さん、そして誕生仏
同じ高麗仏ですが制作の時期によって
容姿がまったく違うようで面白かったです
その昔・・・
広隆寺を建立した秦氏は百済の渡来人でした
法隆寺には有名な百済観音がみえます
朝鮮と日本の関係は深いですね
仏教は朝鮮半島を渡って日本へ伝来しました
国から国の公伝であったり、渡来人の信仰で
広まったりと、その足跡が小さな漁村のお寺にも
ありました
広まったりと、その足跡が小さな漁村のお寺にも
ありました
あらためて対馬が、仏教伝来という道の
真ん中にあったことを感じました