今回のいい町は・・・
モン・サン・ミシェル(5)祈りを捧げる場所です♪
モン・サン・ミシェルにはたくさんの地下礼拝所が
あります
太い柱が並ぶ地下礼拝所には黒いマリア像が
祀られていました
ペスト(黒死病)が流行った頃、マリア様にうつして
治そうと考えたのでしょうか
ペストは19世紀までは治らない病気でした
聖女マドレーヌの礼拝堂で祈りを捧げたのは「家族」
すなわちモン・サン・ミシェルの寄進者でした
罪深い魂を救うために、彼らは修道士に莫大な
寄付をしました
フランス国王も戦争という過ちを償うためにと寄進し、
建物の補修や増築に使われました
フランス国王の紋章のようです
サンマルタン地下礼拝所はとても厚い壁でできて
います
外の音をシャットダウンし、ゆっくりと落ち着いて
祈りを捧げられる空間です
人々は直にひざまずき40分~1時間祈りを捧げます
やがて膝が割れ血が出るのですが無の状態
だったため誰も痛がらなかったそうです
サンテティエンヌ礼拝堂
この部屋は看護室と墓所の間に位置し、死者の
ための礼拝堂でした
亡くなった修道士に最後の敬意が捧げられたのです
台座にはアルファ・オメガ(Α・Ω)のレリーフがあり
ます
全てのものの始まりと終わり・・・
生と死を表しているそうです
すぐ隣にはピエタもありました。
十字架にかけられたキリストの身体を聖母マリアが
抱えじっと見つめています。
修道院の内部をじっくりと廻ったのは初めてですが
聖堂以外にも祈りを捧げる場所がたくさんあるの
ですね