今回のいい町は・・・
ロワール(10)カトリーヌの持ち込んだイタリア文化です♪
ルネサンス期のフランス国王・フランソワ1世は、
自国の勢力拡大のために、当時ルネサンスの
火付け役として急激に勢力を拡大していた
イタリア・フィレンツェのメディチ家の娘
カトリーヌ・ド・メディチと、自分の息子アンリ2世を
政略結婚させました
今では食といえばフランスと言われますが、
当時はただの田舎でした
洗練されたイタリア文化の中で育ったカトリーヌに
とって、ただ肉を焼いただけ、簡単に煮込んだ
だけの料理を手づかみで食べることは野蛮で、
耐えられるものではありませんでした
そこで、彼女は故郷から100人のシェフと
豊富な食材を持ち込み、ナイフやフォークの
普及に一役かったのです
メディチ家の料理人により、フランス料理の基礎が
つくられたとも言われています
トリュフや、フランスといえば・・・なマカロンも
カトリーヌが持ち込みました
シャーベットを作る技術や食品を冷蔵する技術、
ワインを冷やして飲むこと、テーブルマナーや
乾杯の儀礼もカトリーヌがたらしたものだとか
シュノンソー城の地下に降りると広々したキッチンが
あり、機能的なオーブンや様々な工夫を凝らした
調理器具がありました
時計仕掛けのロースターなど、当時のフランス
では考えられないようなハイテク料理器具が
たっくさん
カトリーヌは本当に色々なものをイタリアから
フランスへ持ち込んでくれたのですね