今回のいい寺は・・・
名古屋東照宮です☆
那古野神社の隣に東照宮があります。
東照宮には徳川家康が東照大権現となって祀られています。
1番有名なのは日光東照宮ですね。
織田信長の墓所と同様に、全国のゆかりの地に東照宮があります。
東照宮の鳥居を潜ってまっすぐ行くと那古野神社の鳥居
から外に出ます。
元々那古野神社と東照宮は名古屋城内にありました
尾張藩祖・徳川義直は父・家康の三回忌の大祭を行った
翌年に城内の那古野神社の隣に東照宮を勧請して社を
建立したそうです。
明治になってから尾張徳川家の旧藩校(明倫堂)跡地である
現在の場所に那古野神社と一緒に移転しました。
現在も織田家に関係する那古野神社と徳川家の東照宮が
並んで祀られているので歴史の流れを感じますね。
賽銭箱の紋は葵です
江戸徳川本家、尾張、紀州、水戸と徳川家は分かれました。
同じ葵の紋を使用していますが、各家々で葵の紋のデザインが
微妙に異なるそうです。
本家の葵の葉は3枚とも表ですが、御三家の紋は1~3枚の
葉が裏にしてあります。
尾張藩は1枚だけ裏になっています。
江戸本家の次の地位という事ですが、残念ながら尾張藩から
将軍は出ませんでしたね。
本殿は戦災で焼失してしまいましたが、戦後尾張徳川家の
菩提寺にあった尾張藩祖の妻・椿姫の霊廟を移築して現在の
社殿としています。
歴史を感じる重厚な造りの建物でした。
建物の中は厳かな雰囲気で静かに拝みたくなる感じでした。
徳川家康の命日にここで行われる祭祀が「名古屋祭り」の
ルーツだそうです。
名古屋祭りでは織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑が
市内を練り歩きます。
江戸時代の当時から神輿や山車を中心に7千人にも及ぶ人々が
参加したと伝えられています。
昔から名古屋は賑やかなのが好きな地域だったのでしょうかね
東照宮と那古野神社の間に福神社があります。
小さな神社です。
敷地が狭いので受け所も無人でシンプルでした。
賽銭箱には「福神社」と記されていました。
これを見たら無条件に立ち止まって拝みたくなりますね
ここには他にお稲荷さんと金山神社がありました。
熱田神宮みたいに混んでいないので正月のお参りには
穴場かもしれませんね。
帰りに手洗い場の後ろを見たら迫力のある龍の蛇口に驚きました。
前から見ると恐ろしい姿ですね
邪気を追い払うにはこのぐらいの姿がちょうどいいのかな・・・