戦没画学生慰霊美術館 無言館

今回のいい町は・・・
戦没画学生慰霊美術館 無言館です♪
 

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口をつぐめ、眸をあけよ
見えぬものを見、きこえぬ声をきくために
             ― 窪島誠一郎 ―

全国各地を訪ね収集した戦没画学生の作品
家族と交わした手紙を展示した美術館があります。

 

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館内に入ると、そこは戦時中の世界
出兵するとき、最後に描いた妻の裸婦画
外で出兵を祝う「万歳」の声が聞こえる中絵具が
無くなるまでキャンバスに向かっていた方の作品や、
最後の作品を完成することなく出兵した方も・・・
それぞれの遺作や作品の物語が
家族の写真、手紙、遺品で語られています。

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召集令状を伏せて人知れず出兵した方
両親、兄弟に心配かけまいと
明るい絵手紙を送った方
地獄のような戦地でも家族を想い、
心配かけまいとする姿に胸が熱くなります
 

 
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戦地から豚が昼寝をする絵を送り
妹を安心させようとした兄
ロバに乗った笑顔の写真
しかし、戦地は修羅場と化していました
数百通の夫からの手紙が途絶えた時、妻は夫の死を
覚り、病室で静かに息を引き取ったという方も・・・
家族の絆を感じますね
 
 

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最後のキャンバスに故郷を描いた方もいました
 

 
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それぞれの画の向こうにある
それぞれの
それぞれの
それぞれの
 

 
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作品が語り、遺品が語る 無言館
十字の形に建つ館内の隅から隅まで物語がありました
時間の過ぎるのを忘れて見入ってしまいました。
戦争とは、悲劇の重い十字架を背負うことなのでしょう

今年は特に命の尊さ家族の絆が胸に深く刻まれる
そんな気がします

カテゴリー: 長野・馬篭・妻籠   パーマリンク

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