今回のいい寺は・・・
桜が満開の醍醐寺です
満開の枝垂れ桜ですね
花が日に当たって淡いピンク色になっています。
長く伸びた枝も素晴らしいです。
樹齢200年の桜の幹です。
幹の太さに圧倒されます。
この枝垂れ桜は霊宝館の中庭にあります。
大きな枝垂桜が沢山植えられていました。
日中よりも朝日の方が花の色が鮮やかに見えます
晴天で早朝から散策する人で賑わっていました。
ここで豊臣秀吉が行った花見は、『醍醐の花見』として有名ですね。
毎年4月の第二日曜日に『豊太閤花見行列』が行われます。
風雨で傾いて幹の中が朽ちても表皮で養分を吸収して枝が
伸びています。
枯れる事なく成長する桜に自然の生命力を感じますね
醍醐寺の創建当時の建物で唯一残った五重塔です。
木組みが見事ですね
今から千年以上前の建造物です。
このお寺の伽藍や仏様には、何か力強さを感じます。
金堂の横には護摩堂があります。
護摩堂の前は、柴燈護摩供(さいとうごまく)の野外祈祷場と
なっています。
中央には不動明王が祀られていました。
柴燈とは、柴や薪で護摩壇を組んで火を点じる事に由来するそうです。
そこに護摩木を投じて祈願をします。
大きな炎が立つのでしょうね
その炎の中に不動明王を観相する(感じる)そうです。
そして、その炎が火の鳥となって羽ばたき願いが天に届く
のでしょうか。
不動明王の光背はよく見ると火の鳥ですね
この火の鳥は、煩悩の三毒を食べるそうです。
不動明王の腕も金剛力士のように太くて腕力がありそうです
両手には剣と羂索(けんじゃく)を持っています。
私達が道を歩むとき、途中で逃げ出さないようにこの道具を使う
のでしょうか。
不動明王は石の台座の上にみえます。(他の仏様は蓮の花)
『石の上にも三年 石にかじり付いても』
どんなに辛くて苦しい境遇でも、我慢すれば報われる(願いが叶う)
という事ですね
何事も三年を区切りにして行うと良いのでしょうか。
職人の世界では、特に3年、3年の積み重ねで身につけていくそうです。
西国三十三観音霊場巡りの方々でしょうか。
引率の和尚さんの頭陀袋にはお寺の名前「不動寺」と書かれて
いました
皆さん一心に手を合わせてお参りしていました
桜は今が一番の見ごろですね。
そして、4月8日はお釈迦様の生まれた日『花まつり』です。
『天上天下、唯我独尊』と言われたそうですが、本来はお釈迦様
だけでなく全ての命が尊いという意味です。
「オギャー」と生まれて1、2、3で心がめばえてきます。
そこで、『三つ子の魂、百まで』と言われていますね。
最初の三年が肝心要という事でしょう。
次はお釈迦様の生まれた日『花まつり』についてです