今回のいい寺は・・・
『花まつり』お釈迦様が生まれた日です。
お釈迦様はお生まれになると、七歩あゆんで天と地とを指し示し
「天上天下、唯我独尊」と言われたと伝えられています。
「天に地にも、二つとない、尊い命」
生命はこの地球上でただ一度、ただ一つしか生まれてこない。
私達自身がその命の表れなのですね
お母さんは、命を宿した時にツワリが始まります。
この命は自信の分身では無く、尊い一つの命という事を身体が
自覚するのでしょうか。
そして、産みの苦しさからかけがえの無い命を感じるのでしょう★
ある産婦人科の先生が、
「母は私が産まれた時に、私に向かって自然に手を合わせて
拝んだそうです
私が母の分身ではなく、尊い一つの命と悟って行ったのでしょう。
その話を聞いて、私はこの道を選びました。」と講演会で話していました。
しかし、本来支えあうべき家族のなかで痛ましい事件が起きています。
当たり前の事ですが、今、命の尊厳を見つめなおしたいものですね。
イエスを抱くマリア様です。
母の温もりの中で、心を養うのですね。
1(歳)で自己を知り、2で自他を知り、3で心がめばえるそうです。
その成長の支えが母の愛でしょう
お釈迦様は、親を亡くした弟子に、
「心がめばえる三歳まで育てて頂いた感謝の気持ちで
三年間はご供養しなさい。」と教えたそうです。
子供は三歳になるまでは特に手がかかりますよね。
日本では「母の背中の温もり」と言いますね。
抱っこよりも、おんぶの方が大切と考えられたようです。
母の背中の温もりを感じながら、母と同じ視線で物を
見る事で、自然に母の心が伝わるのでしょう
花梨の花です
小さな花ですが、大きな実がなります。
沢山の花を咲かせますが、その中で残って実が付くのは
わずかです。
それでも無駄な花はありません。
一生懸命咲いているのですからね
人間も花も一緒ですよね
今日は花まつり★
花御堂に祭られた誕生仏に甘茶を注いで、お釈迦様の
誕生日をお祝いします
誕生したときに甘露の雨が降ったという言い伝えが甘茶を
注ぐ風習となったそうです。
甘茶は山紫陽花の仲間で、飲むと柔らかい甘みがあります。
甘茶で墨を磨って字を書くと上達するそうです。
また家の周りに撒くと虫が寄らないと言われています。
今日は母の愛にも感謝しましょう!!