今回のいい寺は・・・
扇の話です♪
京都の町を散策しました
上ル下ル入ル…と碁盤の目のように通りが続く京都・・・
老舗や専門店が点在していて、散策して飽きることがないですね♪
「こんなところにお店が」と思うこともあります
六角通りに扇屋さんがありました。
画材屋のショーウインドーに筆をあしらった扇が飾られていました。
この辺りは扇に関係した通りなのでしょうか・・・
六角堂から新京極に入ると突き当たりに誓願寺があります。
境内に入ると、外からは想像出来ないほど大きな
本尊・阿弥陀如来が祀られていました。
ここは浄土宗西山深草派の本山で、謡曲「誓願寺」で
知られています。
謡曲「誓願寺」はお寺の縁起と霊験の話です。
この中で和泉式部が一遍上人の教えに感動して、
歌舞の菩薩となって現れた場面があります。
そこで歌舞の菩薩・和泉式部にあやかって、人々が祈願に
訪れるようになったそうです
誓願寺の境内にも扇塚がありました。
ここに舞踊や芸道の上達を祈願して扇子を奉納するそうです
扇子は舞踊には欠かせないものですよね!
道具を大切にして感謝をする気持ちがあれば、自然に上達する
のではないでしょうか
京都は桜が終わると芸・舞妓の《をどり》の季節となります。
祇園の『都をどり』、先斗町の『鴨川をどり』
宮川町の『京をどり』、上七軒の『北野をどり』
花街を彩る芸・舞妓の舞踊が見られる数少ない機会です
扇子とともに華麗に舞う芸・舞妓・・・
春は華やかな季節ですね
芸・舞妓さんは本来お座敷で舞踊を披露しますよね。
そして舞踊だけでなく色々な芸を身につけているそうです。
祇園の通りには、各種お稽古の予定が黒板に書かれていました。
「八坂女紅場学園」
祇園甲部歌舞練場(ぎおんこうぶかぶれんじょう)に属しており
通称「にょこば」といいます。
生徒は祇園の芸・舞妓全員で舞妓になったときが《入学》で、
妓籍を抜けるときが《卒業》です。
必須科目は古典芸能から書道、絵画まで幅広い道を学びます。
下は15歳から80過ぎの生徒まで、習い事に終りは無いのですね。
春の《都をどり》、秋の《温習会》が学園の文化祭にあたります。
花街には提灯が飾られて、《をどり》の始まりを告げます。
《をどり》は4月に各花街の歌舞練場で行われます。
祇園甲部歌舞練場の《都をどり》は4月30日まで行われています。