今回のいい寺は・・・
多治見修道院・神言修道会を訪ねてみました♪
修道院というとまず思い浮かべるのが函館の
トラピスト修道院とトラピスチヌ修道院ですね
函館の修道院は厳律シトー修道会に属しています。
トラピスト修道の生活は、沈黙と孤独のうちに神とともに
生きる生活で、生涯独身で通すそうです。
日々の生活は、祈りと労働を中心にして、一般社会から
身を引いて宣教活動に携わることもないそうです。
午前3時に起床し午後8時に就寝、その間はひたすら
祈りながら働き、働きながら祈るそうです
多治見の神言修道会は、ドイツ人のモール神父の手に
よって日本管区の中央修道院として設立されました。
シトー修道会は瞑想と労働を中心にした生活をしますが、
神言会は《活動》を大切にしています。
その活動として教えを伝える【教育】を行っています
修練士は、神言会が運営する南山大学(名古屋市)に
隣接する修道院で生活をしています。
現在、多治見修道院には数人の神父さんがみえる
だけでだそうです。
一面に葡萄畑が広がっていました
修道院での生活の中心は労働と祈りなのでしょう。
ここで採れた葡萄で造るワインは修道院ワインとして
多くの人に愛飲されています
青空の下、日を浴びて葡萄の芽が出てきましたね
多治見修道院は日本で唯一ワインを造っている修道院で
第二次世界大戦の頃はミサ用ワインが日本全国の教会へ
供給されたそうです
こちらで採れた葡萄で造られたワインゼリーとパウンドケーキ
です。
地元のお店でも手に入れることが出来ます
色々な国籍の信徒さんが礼拝に訪れているようです。
研修用のログハウスです。
南山大学の学生もここで研修を行います。
本来の聖書的な意味でのリクリエーション(再創造)の場となる
ことを目的としています。
虎渓山・永保寺も都会の雑踏から離れて、自然の中にある
お寺でしたね
多治見は開発され住宅地となっていますが、昔は山に囲まれた
森の中の教会だったのでしょう
街中で見かける現代風の教会とは異なり、木造でどこか
懐かしい雰囲気の大聖堂でした。
中央祭壇にはキリストが、両側にはキリストの生涯が描かれて
いて、それぞれの場所で祈りを捧げている人達がいました
両手を広げ、訪れる人を温かく迎えてくれるような、そんな
マリア様でした。
着物を着た信徒の絵が飾られていました。
戦国時代、フランシスコ・ザビエルによって日本にもたらされた
キリスト教・・・
一族の間でさえ命を奪い合う乱れた世の中で、人々はすがる
ものが欲しかったのでしょう。
キリスト教はそのような方達に手を差しのべ、日本の社会にも
受け入れられていきました。
大聖堂の中には売店がありました。
身近な場所でも祈れるようにと置かれているのでしょう。
信仰は日々の生活の中に存在するのでしょうね
祈ることは、まず「神に感謝する」ことだそうです。
私達が頂いた全ての恵みのために、神に感謝をするのです。
今ここにいること、健康であること、幸せであることを。
全ての物事に対して感謝の心を大事にすることは、
古来より日本に伝わる精神文化ですね!!
次はミッション系の大学と教会についてです。