多治見修道院・神言修道会

今回のいい寺は・・・
多治見修道院・神言修道会を訪ねてみました♪

修道院というとまず思い浮かべるのが函館の
トラピスト修道院とトラピスチヌ修道院ですね
函館の修道院は厳律シトー修道会に属しています。
トラピスト修道の生活は、沈黙と孤独のうちに神とともに
生きる生活で、生涯独身で通すそうです。

日々の生活は、祈りと労働を中心にして、一般社会から
身を引いて宣教活動に携わることもないそうです。
午前3時に起床し午後8時に就寝、その間はひたすら
祈りながら働き、働きながら祈るそうです

DSC_0238.JPG

多治見の神言修道会は、ドイツ人のモール神父の手に
よって日本管区の中央修道院として設立されました。

シトー修道会は瞑想と労働を中心にした生活をしますが、
神言会は《活動》を大切にしています。
その活動として教えを伝える【教育】を行っています

修練士は、神言会が運営する南山大学(名古屋市)に
隣接する修道院で生活をしています。
現在、多治見修道院には数人の神父さんがみえる
だけでだそうです。

2c02756c.JPG

一面に葡萄畑が広がっていました
修道院での生活の中心は労働と祈りなのでしょう。
ここで採れた葡萄で造るワインは修道院ワインとして
多くの人に愛飲されています

DSC_0242.JPG

青空の下、日を浴びて葡萄の芽が出てきましたね
多治見修道院は日本で唯一ワインを造っている修道院で
第二次世界大戦の頃はミサ用ワインが日本全国の教会へ
供給されたそうです

DSC_0297.JPG

こちらで採れた葡萄で造られたワインゼリーパウンドケーキ
です。
地元のお店でも手に入れることが出来ます

fb39ae96.JPG

色々な国籍の信徒さんが礼拝に訪れているようです。

DSC_0240.JPG

研修用のログハウスです。
南山大学の学生もここで研修を行います。
本来の聖書的な意味でのリクリエーション(再創造)の場となる
ことを目的としています。

虎渓山・永保寺も都会の雑踏から離れて、自然の中にある
お寺でしたね

DSC_0246.JPG

多治見は開発され住宅地となっていますが、昔は山に囲まれた
森の中の教会だったのでしょう
街中で見かける現代風の教会とは異なり、木造でどこか
懐かしい雰囲気の大聖堂でした。

img-512102153-0001.jpg

中央祭壇にはキリストが、両側にはキリストの生涯が描かれて
いて、それぞれの場所で祈りを捧げている人達がいました

img-512102041-0001.jpg

両手を広げ、訪れる人を温かく迎えてくれるような、そんな
マリア様でした。

img-512102214-0001.jpg

着物を着た信徒の絵が飾られていました。
戦国時代、フランシスコ・ザビエルによって日本にもたらされた
キリスト教・・・
一族の間でさえ命を奪い合う乱れた世の中で、人々はすがる
ものが欲しかったのでしょう。
キリスト教はそのような方達に手を差しのべ、日本の社会にも
受け入れられていきました。

DSC_0245.JPG

大聖堂の中には売店がありました。
身近な場所でも祈れるようにと置かれているのでしょう。
信仰は日々の生活の中に存在するのでしょうね

祈ることは、まず「神に感謝する」ことだそうです。
私達が頂いた全ての恵みのために、神に感謝をするのです。

今ここにいること、健康であること、幸せであることを。

全ての物事に対して感謝の心を大事にすることは、
古来より日本に伝わる精神文化ですね!!

次はミッション系の大学と教会についてです。

カテゴリー: 日本の教会   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>