いい寺★大阪散策

今回のいい寺は・・・
大阪の街を散策してみました

大阪市内には、茶臼山古墳や、聖徳太子の四天王寺
豊臣秀吉の大阪城など、歴史的な魅力がたくさんありますね。

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大阪城にある豊臣秀吉像です
年老いていますが、天下を取った力強さが伝わってきますね
生誕地・名古屋にもないほど立派な像に、大阪の人の
豊臣秀吉への思いの強さを感じました。

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豊臣秀吉の果たした夢《天下統一
大阪を中心に豊臣家の繁栄を願いましたが、悲しくもここが
滅亡の地になってしまいましたね。

江戸時代から明治になって、豊臣秀吉人気が盛り上がり
豊臣家を滅ぼした敵・反徳川家康という形が出来上がりました。
今でも「世の中が悪いのは、徳川家康のせいや」と
冗談半分で語るそうです。

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大阪冬・夏の陣で合戦の舞台となった茶臼山です。
冬の陣では、徳川家康が本陣を構え、夏の陣では
豊臣方・真田幸村が陣を構えました
ここが、戦いの要所だったのですね。

茶臼山に架かるこの橋は「和気橋」といいます。
朝鮮、韓国、日本の融和を願う《百済さん・和気山統国寺》に
ちなんだ名前で、平和への架け橋の意味があります

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聖徳太子は四天王寺を建立するにあたって、百済から職人を
招きました。
その職人が《金剛組》となって度重なる焼失のなかで四天王寺の
再建を担ってきました

世界最古の企業といわれてきましたが、現在は新・金剛組として
宮大工の技術を守っています。

仏教伝来とともに多くの朝鮮文化が渡来して、日本の文化に
取り入れられました。
文化をもたらした百済人のおかげで、四天王寺は国際交流の
中心地になったのかもしれませんね。
その文化交流の歴史を伝える祭《四天王寺ワッソ》が毎年
行われています。

ワッソとは『来た!』の意味だそうです♪

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茶臼山の堀の向こうになにわのシンボルタワー《通天閣》が
見えました
池には噴水があって、ここは市民の憩いの場になっています。
現在、茶臼山は天王寺公園の中にあります

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公園内にある大阪市立美術館では聖徳太子ゆかりの名宝展
開催されています。
河内三太子、叡福寺、中野寺、大聖勝軍寺に伝わる聖徳太子に
所縁のある貴重な宝物がありました。

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大聖勝軍寺の木造四天王像です。
平安後期の作ですが、日本の四天王とは雰囲気が違いますね。
大阪は渡来文化の上陸地として、朝鮮との関係が続いていたのでしょう。

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『南無』と手を合わせる幼い聖徳太子です。
頭が大きいけれど、顔つきはおとなびた顔をしていますね。
このように目をつりあげるのはかしこさのサインです。
こどもらしさとかしこさ。
この二つを一緒に表すのはよっぽど優れた作家でないと
なかなか難しいそうです。

太子信仰を今に伝える立像や、生涯を表した絵図、文化財等に
ふれて、時間を忘れて見入ってしまいました

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鶴橋に向かっていく途中に韓国の寺院・観音寺がありました。
黄金仏に鮮やかな装飾品、そしてたくさんのお供えもの
堂内の雰囲気が日本の寺院とは違いますね。

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鶴橋は韓国に行ったような気分になれます。
キレイなチマチョゴリですね
最近の若い韓国人はチマチョゴリを着る機会が少ないそうです。
結婚式や特別な行事のときにしか着ないと聞きました。

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会社帰りのお父さん♪
お土産か、晩酌の肴を買っているのでしょうか

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ここには韓国、朝鮮の食材や料理の店がたくさんあります

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アーケードの中にも仏様を祀って、お参りする場所がありました
おじいさんのお参りする姿にも温もりを感じました。
形にとらわれずに信仰する気持ちが持てたらいいですね。

大阪散策は、まだ続きます

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