いい寺★京都《大徳寺・瑞峯院》

今回のいい寺は・・・
京都 大徳寺・瑞峯院です♪

戦国時代のキリシタン大名大友宗麟》の菩提所です。

キリシタン大名の菩提寺・・・
高桐院の灯篭墓とクリスチャン細川ガラシャのように物語が
ありそうですね!

DSC_0751.JPG

瑞峯院」の寺名は大友宗麟の戒名瑞峯院殿瑞峯宗麟居士
から付けられました。
そして大友宗麟が、わずか5歳のときに自身の菩提所として
創建したそうです。

大名としての元服名は義鎮です。
宗麟は得度(仏弟子となる)を受けた際に授かった名です。
その後キリスト教に改宗して、洗礼名《ドン・フランシスコ》
なりました。

DSC_0809.JPG

大徳寺参道の土塀が、雨に打たれて傷んでいました
これは、風雨にさらされて侵食することを想定した塀だそうです。
雨水に洗われてザラザラした部分、雨が当たらずに変わらない
部分、そして苔が付いて変色している部分と、変化が楽しめる
ように造られています。

DSC_0810.JPG

瑞峯院に向かう途中には石碑がありました。
石碑には《独坐庭》と彫ってあります。

世の中に流されることなく、静かに坐る
独坐庭》そんな場所でしょうか・・・・

DSC_0742.JPG

瑞峯院・方丈の前庭《独坐庭》です。
荒々しい波が押し寄せてくるような枯山水の庭ですね。

DSC_0745.JPG

粒が大きい砂利の波紋が立体的で、波打つ音が
聞こえてきそうです
松風にしても波にしても実際に聞こえない音を表現されると
想像力が掻き立てられますね

DSC_0755.JPG

立てた石組みで蓬莱山をあらわしています。
「独坐、大雄峰」波が打ちつける険しい峰に悠然と坐る・・・
これが独坐庭の由来です。
ここに坐っている主が大友宗麟で、打ちつける波が戦国の世
という事でしょうか・・・

DSC_0759.JPG

波が入り江の奥まで入ってきますが、こちらは静かな浜辺を
連想させます。
動から静への変化を楽しむ庭ですね

大友宗麟は、心の安らぎを宗教に求め
キリスト教への信仰が深まっていきました。

DSC_0775.JPG

方丈の裏には、縦4個、横に3個の石で《十字架》を表す
閑眠庭」があります。

独坐庭」「閑眠庭」は現住職が造園家の重森美玲さんと
大友宗麟の思いをくんだ「現代の庭」を造ろうと考えて
出来たそうです。
仏教寺院の庭にキリスト教の象徴が存在する斬新な庭
ですね

DSC_0764.JPG

「人格の完成という目的に向かうため、キリスト教を選んだ
 宗麟の心を尊重し、万民の霊を弔うために造った」

仏も神も同じように世界を大きく包み込んでくれる。
 排他的ではいけない。
 人間同士がけんかする事がいかに小さなことか、
 この庭から感じてほしい

住職の願がここに示されています

DSC_0786.JPG

閑眠庭」を眺めながら広間でお茶を頂きました
ここには表千家家元の扁額《坐忘》の二字が飾ってありました。
静かに坐って無念無想の境地になれば、自分の存在すら
忘れて十字架と一体となるでしょう。

DSC_0781.JPG

薄茶と大徳寺納豆が入った落雁、そして壷に入った
自家製の大粒の大徳寺納豆を頂きました。

大豆を発酵させた芳醇な味わいは奥深く、お茶請けから
中華料理のアクセントまで幅広く使えます。
甘いお菓子の後に食するのも一興ですね

DSC_0774.JPG

方丈と庫裏の間の中庭には、キリシタン灯篭があります。
地中に埋まっている部分にはマリア像が彫られているそうです。

閑眠庭」の十字架は、この灯篭を基点にしています。
灯篭の影がのびて十字架を映し出す
それは宗麟の心をつつむマリア様の愛でしょうか?
色々と想像したくなりますね

DSC_0808.JPG

高桐院の細川ガラシャ、瑞峯院の大友宗麟・・・
禅宗は他の宗教に寛容なのですね。

瑞峯院を訪ねてキリシタン大名・大友宗麟に興味を持ちました。
次は九州六ヶ国を治めた大友宗麟について九州へ飛んでみます

カテゴリー: 京都 《文化》   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>