今回のいい寺は・・・
モリコロパークで自然を考える です♪
2005年に開催された愛・地球博のメインキャラクター
森の妖精《モリゾーとキッコロ》です
環境を考える万博として「自然の叡智」をテーマに
していました
会場内には、外国パビリオン、日本企業館と合わせて
自然を体験したり科学したりするゾーンも併設して
ありました。
会場内を回廊でつなぐグローバルループもありました。
この回廊を歩いて会場全体の雰囲気を味わうことが
出来ました
自然、環境をテーマにした施設を回廊で巡るのは
京都・浄瑠璃寺の池泉回遊式庭園と共通する
ところがありますね
愛・地球博記念公園です
愛・地球博のテーマのなかには、終了後の会場の
リユースもありました
昨今、資源のリサイクル・リユースは日常的に行われていますが、
計画当初はまだ消費優先の社会でした。
そして、環境をテーマにした万博の跡地ですから、今も
自然との共生について取り組んでいます。
会期は終了しても、万博のテーマは継続して行われて
いるのですね。
跡地を再開発するのではなく、いかにして自然と共存していくか、
そして子供たちが自然を学び自然と触れ合っていくか。
長い時間をかけて実行していく難しいテーマですね!
自然との共生をテーマにしても会場を作るにはどうしても
一度その場所の環境を破壊しないとできません。
そして、多くの樹木や草花を植えて、テーマに即した
新しい会場を作り上げます。
私達人間は、環境を壊すことも、造ることも短時間で
行えますね
ただ、一瞬で作り上げたものは本物の自然ではありませんから、
ほころびがすぐに出てきます。
根付かなかった樹木は弱って枯れていきます
樹木が生い茂り、葉が落ちることによって自然に土地が保たれ
ますが、開発した土地は荒涼として雑草に覆われてしまいます。
いたるところに雑草が我がもの顔で生えています
これが宴の後の現実です。
しかし、これで終わりというわけではありません
ここから《自然の回復力》が発揮されます
人間は短時間に壊し、造り上げますが、自然は
時間をかけて順番にじっくりと回復していきます。
開発した跡地にはすぐに草が生えますが、樹木も
徐々に生えてきます
そして、時間をかけて根を伸ばし、土地に根付いて
いきます。
切り株には虫が入って、徐々に土に戻していきます。
シロアリは害虫として嫌われていますが、何でも食べる
森のお掃除屋さんで、自然界では重宝されています。
木材のチップで造った道も朽ちてあぜが出来ていますが
ここも徐々に土に戻っていきますね
荒涼とした土地でも雨が降ればコケも生えます
そして、開発したところも徐々に元の大地へと回復して
いきます。
これが本物の《自然の叡智》なのでしょう
そして、この様な自然と人間が共存できる環境に戻ります。
このありふれた景色に戻るには時間がかかるのですね!
この道の向こうに、昭和30年代の当時にはどこにでも
あった風景が・・・
《サツキとメイの家》がありました
映画「となりのトトロ」の主人公が暮らす家を再現した
ものです
映画そっくりなサツキとメイの家に思わず興奮して
しまいました
子供の頃見た映画ですが、こどもにしか見えないという
かわいいトトロとメイの冒険は今でも鮮明に思い出すことが
できます
見ていると、おじいちゃんやおばあちゃんの家を思い出したり
懐かしい気持ちになりますね。
みなさん、映画を思い出しながらトトロの世界に浸って
いました
次はサツキとメイの家を訪問してみます