活気あふれる日田祇園

今回のいい寺は・・・
活気あふれる日田祇園祭です♪

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日田地方では、およそ500年前から小さな祇園社が
数か所で祀られていました。
江戸時代、天領として栄えた日田の商人が勢力を
持つと隈や豆田の各地に大きな社を建て山鉾を
奉納しました。

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疫病や風水害を払い、安泰を祈念する「日田祇園祭」では
絢爛豪華な山鉾が祇園囃子の音色とともに隈・竹田地区、
豆田地区の街並みの中を巡行します。

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各地域に伝わるメロディーは代々受け継いでいきます

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暑い中、水を掛け合ってテンションを上げていました

山鉾を引いている人たちもそうですが、山鉾が通る道沿いの
町の人たちからも暑い中、水をかけられていました。
色々な意味で皆さんが一体となって作り上げている
祭りなのですね!
何事も一人ではきませんし、多くの人が共通の目的の中で
ひとつにまとまっていく事で価値ある大事業は成される
のでしょう

日本の祭りというのは、地域の人達のコミュニケーション
促進し、目的を共有して何かを為すという意味では、地域の
人たちの連帯を高めていくうえでとても重要な役割を担って
いるのですね。
大切にしなければならない日本文化のひとつだと思いました。

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樹齢100年以上の松を輪切りにした4本の車輪を
使用する山車です。
現在は8つの町で、高さ6mから11mの山鉾九基が
巡行を行っています。

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先導役は花形です。
山鉾の上から練り方の指示をして、鉾を無事に奉納
させる大切な役です。

オーケストラでも指揮者が大事ですよね。
同じ曲でも、指揮者の感性によって曲が変わってきます。

先導によって鉾の動きも変わってくるでしょう。

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商店街を練り歩くときは、みながを合わせないと
建物にぶつかりそうになってしまいます

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時々方向を変えながらみなで力を合わせて練り歩いていました。

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大きなものを動かすには、一人の力ではできません。
それでもたくさんの小さな力を寄せ集めれば、大きな力
となって重たい鉾も動かすことができますよね

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方向転換には山鉾をかついでいる6人の人が声を掛け合って
呼吸を合わせて」行っていました。

「呼吸を合わせて」何かに取り組むと《阿吽の呼吸》といわれる
お互いに言わなくてもわかる」ような連帯意識が生まれるの
でしょう。
「呼吸を合わせて何かに取り組む」と人間関係が深くなりますね。
素晴らしいことだと思います。

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外国人の方も祭りのハッピを着て参加していました。
最近は、私たち日本人も忘れかけてしまった伝統や文化に
積極的に取り組んでいますね。

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私も子どものころ、毎年秋になると山車を練り歩く
お祭りに参加していたなぁ…なんて懐かしくなりました。

山神神社を出発し、秋の収穫を神様と天の恵みに
感謝しながら町を練り歩きます
そして夜、再び神社に奉納します

「セーラ、セーラ」と掛け声を合わせて町を練り歩いた
思い出がよみがえってきました。
子供のころハッピを着せてもらってうれしかったな♪

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今年も元気に参加できたとうれしそうに話していました

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山鉾を押す男たちをうちわで扇ぐのは子供の役目です。

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また、夜には提灯を飾り付けた優雅な晩山の巡行で、
祭りは一気に最高潮に達します

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同じことの繰り返しですが、昔から行ってきたこと
毎年行い、それを見てきた若い人たちが祇園祭りを
で覚え、脈々と受け継がれていくのでしょう。

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華やかな部分が強調され、私たちの目に見えますが、
裏側では「伝える」ということが大切なのでしょう。

祭りが終わったら、翌年のために一年間準備に
取り組む。
みんなが力を合わせて祭りを作り上げているからこそ、
その姿を見たいと人が集まってくるのでしょう。
ただ山鉾が大きいからではなく、それを押したりする姿
躍動感に感動し、人は訪れるのだと思います。

伝統を存続させよう、後世に伝えていこうと町の人々が
努力をしている、そんな日田の町でした

次は、小鹿田(おんた)焼の里を訪れます
 

カテゴリー: 九州 大分   パーマリンク

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