今回のいい寺は・・・・
空間の活用です♪
大徳寺山内で常時拝観できる龍源院は
京都の寺院の標準的な造りをしています
だから京都のお寺など、しっぶーーい建物も
大好きなんです♪
歴史を感じさせる古さもいいですよね
大好きなんです♪
歴史を感じさせる古さもいいですよね
方丈と庫裡の間の空間には壺庭の東滴壺(とうてきこ)
があります。
狭い場所を上手く活用した庭として有名です。
白砂と石で造られた枯山水の庭
直線に引いた線の上にしっかりと波紋が
描かれています
描かれています
石の形に合わせてハート型に
庫裡の庭です。
細長い空間にぽつんぽつんと三石・・・
ちょっとした緑と土塀がマッチしています
奥の苔むした石と手前の平べったい石で
阿吽(あうん)の石と名付けられています。
豊臣秀吉が京都に建てた邸宅・聚楽第の
礎石だそうですよー
用途は違いますが、「リユース」ですね
礎石だそうですよー
用途は違いますが、「リユース」ですね
庫裡の床の間には正月飾りがしてありました
「日々是好日」
茶席で好む言葉の一つです
「日々が無事で良い日になりますように」
青竹の花入れには椿と柳の枝が飾られて
います
います
柳には頭痛薬の「アスピリン」の素となる
サリチル酸が含まれています
サリチル酸が含まれています
この床の間は、無病息災を願った飾りですね!
茶席で客を迎える時に飾る掛け軸でお客さんに
亭主の気持ちや、茶会の趣旨を伝えたり、
亭主の気持ちや、茶会の趣旨を伝えたり、
話題にしたりしますね!
客も阿吽の呼吸で亭主の気持ちを察するとお茶会が
盛り上がりますね♪
盛り上がりますね♪
京都でお茶を嗜むのは良い水が出るからでしょう
山内の寺には必ず井戸があります
ここで汲んだ水で茶の湯を楽しむのですね
お茶は中国から薬として渡来したそうです
お茶には文化と実用性と両方の顔がありますね!
方丈の東の間「狐窟」に狐が衣を着た屏風が
あります。
あります。
鏡餅とお茶が供えてありました。
この狐は「白蔵主(はくぞうす)」といい堺の
南宗寺山内の寺に住んで僧侶となって
修行をしていました。
南宗寺山内の寺に住んで僧侶となって
修行をしていました。
日々坐禅や托鉢をして生活しながら町に出ては
貧しい人を助けたり、時には和尚さんの姿
になって迷う人を導いたそうです。
貧しい人を助けたり、時には和尚さんの姿
になって迷う人を導いたそうです。
常に困った人を助けて一生を終え、南宗寺の
裏山に祀られています。
裏山に祀られています。
狐が頑張っているのですから本物の和尚さんも
世に出て下さい、という話でしょうか・・・・・
世に出て下さい、という話でしょうか・・・・・
この話を題材にした屏風絵は、縁あって
同じ宗派の竜源院の狐窟に辿り着いた
そうです。
同じ宗派の竜源院の狐窟に辿り着いた
そうです。
この白蔵主と同じ様な話が相国寺にもあります。
次は相国寺の「宗坦狐」です♪