今回のいい寺は・・・
高雄山・神護寺です♪
神護寺は、山深い場所に建てられた真言密教の
お寺です。
山門に向かって急勾配の石段が続きます
山岳寺院はこんなふうに険しい道の上に
あったりします
上るにつれて、私たちが住む世界と離れて
いきますね~
昔は、この山奥で多くの僧が修行したそうです
今は、そんな厳しい雰囲気はなく、紅葉の
観光名所となっています
途中で休憩~~
石段の脇で山門を写生している女性や
外国人の方がハイキング途中でくつろいでいたり♪
緑を感じながらの境内散策って気持ちいい
朱塗りの多宝塔と新緑のモミジ
真っ赤に色付いた秋の季節とは違って建物が
引き立ちますね
長ーい石段を上った高い場所に金堂が
みえます
本尊は薬師如来サン
鐘楼も高いところにあります!
鐘の音を高雄の山々に響かせるためなのかな
自然は恵だけじゃなく、試練も与えます
「久しく修造なかりしかば、春は霞にたちこめられ、
秋は霧に交はり、扉は風に倒れて落ち葉の下に
朽ち、甍は雨露におかされて仏壇更にあらはなり」
平家物語で高雄の自然の厳しさが述べられて
いました
神護寺は、和気清麻呂、最澄、空海、源頼朝と
歴史上の人物と関係が深く、隆盛を極めましたが
応仁の乱の戦火で焼失したり、廃仏毀釈の渦に
巻き込まれて取り壊されるなど、長い衰退期も
ありました
でも、その時々の住職サンの知恵で神護寺を
守ってきたのでしょう
現在の神護寺は、その歴史を偲び、自然に癒される
場所になっています