大分・国東半島☆岩戸寺

今回のいい寺は・・・
岩戸寺です♪

d528b73a.jpg

仏と神が共存していた国東半島
お寺の入口には鳥居があって
神社の入口を仁王さんが守る!!

3598bae3.jpeg

独特な雰囲気があります。

15f1d271.jpeg

この国東半島の中で一番のスピリチュアル
スポット 岩戸寺を訪ねてみました

DSC_0013.JPG

他のお寺とは何か違うような・・・
一歩一歩進むごとにドキドキしちゃいます

DSC_0050.JPG

国東半島独特の「国東塔
国東半島中に何百も!!
み仏の里らしい風景ですね

548c41cc.jpeg

緑がかった鳥居をくぐって石段を上っていくと

8e76ee42.JPG

岩山のしめ縄が飾られた洞窟・岩屋があります。
中に塔婆がありました。
ここは先祖を祀る場所なのかしら??

DSC_0081.jpg

そして岩屋の向こうに日が射す場所が・・・

岩屋というと、古事記の天の岩屋の話が
ありますね
天照大神がスサノオの行いに激怒して天の岩屋に
入って岩戸を閉じてしまい・・・
この世が真っ暗闇になった!という話です。

岩戸寺の岩屋の向こうには何があるのかなー?

昔話で読んだあの世とこの世の入口だったり
して!?
なんて空想してしまうのも神秘的な半島だから
こそなのかもしれません

国東半島に伝わる「修正鬼会」の鬼はこの岩屋から
現れます。

DSC_0107-1.jpg

ここから現れるは、私たちがよく知っている
悪事をする鬼とは違います

岩屋から現れる鬼とは・・・
ご先祖様だそうです

1340e065.JPG

参道に「蘇民将来 家内安全ノ門」と書かれた木片が
立て掛けてありました。

神話の時代に「将来兄弟」がいました。

そこに、旅をしていた武塔神がやってきて、
泊めてほしいとお願いしたところ、裕福な弟・巨旦将来
は断りました。
対照的に貧しい兄・蘇民将来は粗末ながら武塔神
もてなしたそうです。

後に武塔神は、弟に災いをもたらして弟一族を
滅ぼしてしまいました。

そんな話から、災難に遭わなかった兄に因んで
兄・蘇民将来の名前をつけた厄除けの行事
蘇民祭」が各地で行われるようになったそうです。

DSCN1185.jpg

武塔神は弟・巨旦将来一族を滅ぼしたとき、茅の輪を
付けた娘(弟のところに嫁いだ蘇民将来の娘)だけは
助けました。

「私はスサノオなり、後の世に疫病あらば蘇民将来の
子孫といい、腰に茅の輪をつける者は疫を免れる
であろう」と言ったそうです。

その古事から、災難よけの神事として、茅の輪くぐり
各地の神社で行われています

DSC_0064.jpg

岩戸寺の修正鬼会が行われる講堂です。
本尊・薬師如来の前にも茅の輪が飾ってありました。

武塔神スサノオと同一神とも、朝鮮の神とも、
薬師如来とも言われています。

岩戸寺の本尊・薬師如来も修正鬼会で武塔神
化身して現れるのかも!?

a2fa6faf.JPG

古い言い伝えが土地に溶け込んで、独特な風習を
生み出している国東半島。

何百年も前に人々が大切にしていたことが
形は変わったとしても今に伝わっているって
なんだかロマンを感じちゃいます

不思議な岩戸寺のお話は続きます♪
 

カテゴリー: 九州 大分   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>