今回のいい寺は・・・
岩戸寺です♪
仏と神が共存していた国東半島
お寺の入口には鳥居があって
神社の入口を仁王さんが守る!!
独特な雰囲気があります。
この国東半島の中で一番のスピリチュアル
スポット 岩戸寺を訪ねてみました
他のお寺とは何か違うような・・・
一歩一歩進むごとにドキドキしちゃいます
国東半島独特の「国東塔」
国東半島中に何百も!!
み仏の里らしい風景ですね
緑がかった鳥居をくぐって石段を上っていくと
岩山のしめ縄が飾られた洞窟・岩屋があります。
中に塔婆がありました。
ここは先祖を祀る場所なのかしら??
そして岩屋の向こうに日が射す場所が・・・
岩屋というと、古事記の天の岩屋の話が
ありますね
天照大神がスサノオの行いに激怒して天の岩屋に
入って岩戸を閉じてしまい・・・
この世が真っ暗闇になった!という話です。
岩戸寺の岩屋の向こうには何があるのかなー?
昔話で読んだあの世とこの世の入口だったり
して!?
なんて空想してしまうのも神秘的な半島だから
こそなのかもしれません
国東半島に伝わる「修正鬼会」の鬼はこの岩屋から
現れます。
ここから現れる鬼は、私たちがよく知っている
悪事をする鬼とは違います
岩屋から現れる鬼とは・・・
ご先祖様だそうです
参道に「蘇民将来 家内安全ノ門」と書かれた木片が
立て掛けてありました。
神話の時代に「将来兄弟」がいました。
そこに、旅をしていた武塔神がやってきて、
泊めてほしいとお願いしたところ、裕福な弟・巨旦将来
は断りました。
対照的に貧しい兄・蘇民将来は粗末ながら武塔神を
もてなしたそうです。
後に武塔神は、弟に災いをもたらして弟一族を
滅ぼしてしまいました。
そんな話から、災難に遭わなかった兄に因んで
兄・蘇民将来の名前をつけた厄除けの行事
「蘇民祭」が各地で行われるようになったそうです。
武塔神は弟・巨旦将来一族を滅ぼしたとき、茅の輪を
付けた娘(弟のところに嫁いだ蘇民将来の娘)だけは
助けました。
「私はスサノオなり、後の世に疫病あらば蘇民将来の
子孫といい、腰に茅の輪をつける者は疫を免れる
であろう」と言ったそうです。
その古事から、災難よけの神事として、茅の輪くぐりが
各地の神社で行われています
岩戸寺の修正鬼会が行われる講堂です。
本尊・薬師如来の前にも茅の輪が飾ってありました。
武塔神はスサノオと同一神とも、朝鮮の神とも、
薬師如来とも言われています。
岩戸寺の本尊・薬師如来も修正鬼会で武塔神に
化身して現れるのかも!?
古い言い伝えが土地に溶け込んで、独特な風習を
生み出している国東半島。
何百年も前に人々が大切にしていたことが
形は変わったとしても今に伝わっているって
なんだかロマンを感じちゃいます
不思議な岩戸寺のお話は続きます♪