外海からの移民

今回のいい寺は・・・
外海からの移民です♪

662a80a4.JPG

五島の隠れキリシタンは、遠藤周作の小説
沈黙」の舞台となった外海(そとめ)からの
移住者でした

f6bb1f1f.jpg

江戸時代中頃の五島は、漁業が盛んで
農地は荒れていました

cf4fc79b.jpg

そこで、五島の福江藩はキリシタンの多く住む
大村藩開拓移民の申し入れをしたそうです

f0040201_23433141.jpg

弾圧の厳しい大村藩・外海の人々は、平穏な信仰を
願い新天地へ希望を持って渡って行きましたが・・・

97eaeba2.JPG

「五島へ、五島へ、皆行きたがる。
 五島は優しさ土地までも♪」

と歌っていた外海の人々には

五島は極楽、見て地獄。」という厳しい現実
待っていました

cb8c78e3.jpg

福江藩から与えられた地域は、開墾地として
適さない場所でした
人々は、やせ地を開拓しながら、密かに信仰を
続けたそうです

その姿を地元の人々は厳しい目で見ていました

DSC_0093.jpg

外海の隠れキリシタンが五島の住民に
なるまでには、長い時間が必要でした

286035ae.jpg

信仰耕作と同じように時間手間をかけて
大事に育てていくのですね

43f480ad.JPG

農耕に活躍した牛は、品種改良をして
美味しい「五島牛」となっています

DSC_0300.jpg

三井楽の沖に浮かぶ姫島
昔は隠れキリシタンの住む島でした
戦後、住民がブラジルへ移民し、今は無人島に
なっています。

9ad4f8aa.jpg

先祖の耕した土地信仰を守るのは大変ですね

教会の鐘が鳴ると手を休めて、畑の中で
静かに祈りを捧げるそうです

ミレーを思い起こさせます

信仰はかたちだけに宿るものではない
と五島の教会を巡ると気付かされます。

暮らしの中に溶け込んだ信仰が、この地には
生きていると!

f20080809-3.jpg

私が訪れた島には、平和な夕暮れしかなかった

カテゴリー: 五島列島☆祈りの島   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>