森蘭丸の生まれた地「金山城」

今回のいい寺は・・・
森蘭丸の生まれた地「金山城」です♪

八百津町から木曽川沿いに下っていくと
兼山という町があります

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街道沿いの所々に石の仏さんが祀られて
いましたよ~

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道沿いに立派な建物を見つけました

丸根山弘法大師堂
木曽川を下った愛知県犬山市にあった
一本の欅(ケヤキ)の大木を信者の手で運び
15年の年月をかけて造られたそうです

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石の香炉の両端には愛嬌のある姿の獅子が
彫ってありました

毎月21日に弘法大師の法要を行います。
街角でよく弘法市を見かけますよね♪
みなさん楽しそうです!

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御堂の正面には水が湧く場所があり、
水を汲んでお供えします

先日新聞を読んでいて驚いたことがありました。

名古屋の水「名水」が大人気とのことでした

この「名水」・・・実は水道水なのです!
木曽川の良質の水を水源とする名古屋の
水道水
それをペットボトルにつめて販売したところ
ヒットしたのだそうです

他の地域でも取り組まれているみたいですが
水道水が売られるなんて面白いですね~

安全な水道水が供給されているということ
なのでしょうね

少々話が脱線してしまったので話をローカル線
戻します

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街道唯一の公共交通機関は、ローカル線のバスです
可児市の明智駅から出るので明智線といいます。
明智線の名称の由来は、近くにあった明智長山城
からです。
明智光秀が出生したお城といわれています

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その明智線の通る兼山は昔、森家の領地でした。
森家といえば、織田信長の身の回りの世話をした
森蘭丸の生家です

ここには森蘭丸の父・森可成の菩提寺・可成寺が
あります。
境内には、本能寺の変で亡くなった森蘭丸の
供養塔もあります
本能寺の変で謀反を起こした明智光秀森蘭丸
ご近所さんだったのですね

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隣には、森蘭丸の母が祖父の供養のために
建てた浄土真宗・常照寺があります。
母は、父が織田信長の家臣として浅井長政・
朝倉義景連合軍との戦で討ち死にした後、
一向宗の尼僧となって森家を守りました

そして、長兄・森長家が居城・金山城を継ぎ、
森蘭丸は小姓として織田信長に仕えました。

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金山城跡には、森蘭丸が産湯に使った
井戸が残っていました

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森蘭丸は織田信長から溺愛されて、わずか18歳で
岩村城を拝領して、岩村5万石の領主となりました
領主として、これから活躍を!と思う矢先に
本能寺の変が起きて出世の夢は露と消えて
しまいました

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城跡を上っていくと、わずかに石垣が昔の
面影を残すだけでした

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現在は、子供の遊戯施設が楼閣のかわりと
なっていました

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遊戯の砦から、尾張地方まで視界が広がります
本能寺の変の後、豊臣秀吉と徳川家康が対峙
するなか、森蘭丸の兄は、豊臣秀吉の家臣として
小牧長久手の合戦に参加しました
手柄を上げようと徳川方の背後から岡崎を攻める
奇襲作戦を行いましたが、徳川方に知られて、
愛知・長久手の地で討ち死にしてしまいました

本能寺の変で兄弟3名が亡くなり、小牧長久手の
戦いで長兄が亡くなって、森家は信州・川中島に
転封となってしまいました

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その後、犬山城主・石川光吉が拝領しましたが、
金山城は取り壊しとなって犬山城に移築されて
しまいました

現在の国宝・犬山城は、金山城の古材を使用
しているそうです

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戦国時代の一時期、歴史の表舞台にあった
兼山という町・・・

今は、静かな信仰の町となっています

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次は、丸根山弘法大師堂を作ったケヤキの大木
があった町、そして金山城が移築された町・・・
犬山市に行ってみます♪

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