今回のいい寺は・・・
匠シリーズ第一弾「まちづくりの匠」です♪
TVで見た愛知県犬山市の城下町・古民家再生
プロジェクト
どんな人がどんな思いで作り上げたのかを
知りたいと思いました。
全ては、誰が思いついたのかを探すこと
から始まりました
調べてビックリ・・・前犬山市長・石田芳弘さん
でした。
私はどうしても会ってみたくて訪ねることにしました
まず聞いたのは、城下町再生プロジェクトに
取り組んだきっかけです
———————————————————————–
27歳のときに「ふるさと愛」を発揮するために
犬山の市長になりたいと思いました。
48歳で犬山市長に就任してからはまちづくりに
夢中になりましたよ
全ては犬山の町が好き!という感情からでした
犬山の町を分析してみたら、犬山は母なる木曽川や
森という自然を背景に、犬山城というランドマークの
ある町だということが分かりました
自然という縦軸と、犬山城という横軸に、歴史の軸を
加えると四次元空間になるのです
歴史を学んでいくと町の成り立ちが分かってきて、
町のおもしろさが分かりましたよ!
犬山城を見て、北原白秋がこう言いました。
「木曽川の白いかぶと」。
又、霊長類研究家の世界的権威・河合雅雄さんに
犬山の森は「ウィーンの森に匹敵する」と言われた
ことがありました
そこで、まちづくりにはイメージが大切だと感じ、
「木曽の流れに古城が映えふれあい豊なもりのまち」
というキャッチフレーズが生まれました
森というのはただの木の集まりではなく、そこに
多くの生き物が棲んでいます
私は人と動物が共生できるまちづくりを心がけましたよ。
もうひとつ、まちづくりに欠かせないものがあります。
それは人なのです!
犬山の住人と、外から訪れる人が魅力を感じる
まちづくりをしようと思いましたね!
かつて繁栄した時代の城下町
そこに暮らす人々が、今以上に輝いていた時代を
再現したくて、江戸時代から続く道幅に戻しました
車が通る道から、人が歩いてまわれる道へと。
そして、「工場誘致」から「工房誘致」へと転換し、
職人が注目される町へ!!
—————————————————————–
と、石田さんは熱く語ってくださいました
取材していく中で、私自身も城下町再生を体感
できました
カフェとちょうちん職人の二刀流の猛者を発見
しました
(実は素敵な女性の方でした!)
そして、カフェ「犬山おどき」を切り盛りする彼女にも
まちづくりにかける熱い思いが
天窓からやさしく差し込む光に照らされて
コーヒーがキラキラ輝いて見えました
「昔ながらのミルクセーキ」は懐かしさが漂って
います
黒砂糖に添えられたおひねりには
「御縁がありますように」と五円玉が
古民家という歴史を重ねた空間の中で出されるものが
モダンだったので驚きました。
しかし、それが絶妙にマッチしていたので心地よい
時間を過ごせましたよ
是非、みなさんも一度私と同じキモチを
体感してくださいね
「ナンバーワン」より「オンリーワン」へ・・・
ナンバーワンは去年良くても、今年は悪くなる
かもしれない。
しかし、前犬山市長・石田芳弘さんは、歴史を
積み重ねて何度も訪れたくなる「オンリーワン」な
まちを目指したそうです
私は彼こそ「まちづくりの匠」だと実感しました
市長を退いた今でも、匠としてまちづくりに
かかわっています。
前市長なので、政治家というイメージを持って
取材に臨みましたが、とても人間くささのある
ひとりの職人のように思えました。
それが「まちづくりの匠」と感じた所以です。
匠は、次はどこを舞台として、縦軸と横軸を
組もうとしているのでしょうか・・・
※前犬山市長・学校法人神野学園理事長
石田よしひろさん公式HPはコチラ↓
y-ishida.info/