今回のいい町は・・・
NY☆ストリートバスケとヒップホップ文化です♪
ニューヨークはバスケットボールが主要スポーツとして
定着した街です。
それだけバスケの歴史に対する造詣も深い、
バスケのメッカです
バスケはボールとゴールがあれば一人でもできますし、
3人対3人でも5人対5人でもできる、どんな人でも手の
届きやすいスポーツです
バスケットボールプレーヤーにはアフリカ系アメリカ人
が多くみられます。
彼らの体格はスピードが必要とされるスポーツに
向いているそうです
マンハッタンでもバスケをする人をたくさん見かけました
街中でよく見かけるストリートバスケは1900年初期、
ニューヨークとワシントンD.C.で遊びの延長として
生まれました
ストリートバスケは「いかに観客を沸かして勝か」
という過程を重視したプレースタイルです。
しかも、ただの娯楽ではなく、DJによるヒップホップ
ミュージックが流れ、MCによる派手な実況、観客たち
による歓声やヤジ、プレーヤーによるエキサイティング
な試合があり、最高のエンターテイメント空間と言われて
います
もちろんハーレムに代表されるようなヒップホップ文化の
中にはバスケも含まれるのです。
ところで、ヒップホップの誕生の陰にはあるギャングの
存在があります
多くの若者が銃を持ち、傷つけ合う毎日が続くなか、
あるギャングのリーダーがこのような状況に嫌気を
さし、各地でパーティーを開き、皆が楽しめる場所を
つくりました
今まで反目しあっていたギャングたちが、暴力ではなく
ブレイクダンスのバトルでライバルチームと争うように
なったのです
そして、パーティーでレコードを回しながら、曲と曲の
間の5秒ほどの間をどうにかしたいと考えた少年が
いました
曲には必ず一番良いところがあり、一番良いところを
つなげたかった彼はターンテーブルを2つ使い、曲を
つなげて、音の中断を防ぎ、音でパーティーを盛り上げ
ました
それこそDJが誕生した瞬間でした
MCがDJを盛り上げ、フロアの熱狂は最高潮に…
今でこそ華やかで完全なビジネスとなったヒップホップ
ですが、始まりはディスコに行けない貧しい若者が
始めた小さなパーティーであったり、傷つけ合いでは
なく、楽しいひとときを一緒に過ごそうという単純で
心温まる理由でした。