今回のいい町は・・・
古い町並みの残る高山を散策です♪
豊臣秀吉に命じられ、飛騨の領主となった
金森氏が高山城を築き、城下町を形成しました
地元の人に親しまれている横丁を進むと鉤の手状に
なって見通しのきかない工夫がなされているのが
分かります
攻めてきた敵に対し死角を設けた、城下町ならでは
の特性が見られます
耕地の少ない飛騨では山林政策に力を入れ、
その結果木工業や陶窯が盛んになりました
金森家は茶道や和歌などにも優れていたことから
町人文化が大いに栄えた町です
高山祭の屋台や重厚な町並み、多くの伝統芸能などに
あらわれるように、高山の文化は町人によって築かれ
受け継がれてきました
そのなかで商人町として発展した三町は、出格子が
連なり、軒下には清水が流れています
造り酒屋には杉玉が下がり、老舗ののれんが軒を
連ねていました
杉玉は新酒が出来て「搾り始めましたよ」という
合図だそうです
杉玉が茶色になるにつれて酒も熟成していきますね
甘酒を頂きほこほこに
もちろん自然の恵みも頂きましたよ
1980年に兵庫から購入した但馬牛「安福号」が
飛騨牛の元祖だそうです。
肉質の良い子孫が生まれてブランド牛となっています
至るところで見かける秋葉様は火伏せの神として
大切にされてきました
高山の人々は信仰が厚く、度々の大火の際にも
秋葉様が焼け残った例がたくさんあるそうですよ
風情ある町並みを散策しながらおいしいものや
カフェでゆっくりくつろぐことができました♪
最近の高山は、飛騨牛、高山ラーメンと美味しい食べ物が
町中に溢れています
土産物屋によって御手洗団子で腹ごしらえも定番ですね
そんな賑わいのなか、伝統工芸の店は静かでした
高山に伝わる技が忘れられないように
皆さんに目を向けてもらいたいですよね。
町の保存の為にも・・・
職人さんの技も探ってみたいと思う雪の高山でした