中村久子さんの夢

今回のいい町は・・・
中村久子さんの夢です♪

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連日熱戦が続くパラリンピック

選手、コーチ、サポーターとみんなの力で世界に
挑んでいます

皆さんで頑張る姿って輝いて見えますよね

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中村久子さんがいらっしゃった時代は、障害者
にとって大変な時代でした

その中を歩んだ道筋は、私たちに色々なことを
教えてくれます

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高山の町でも夏の日が沈むと川辺に蛍が沢山
あらわれて浴衣の子供たちが楽しそうに
出かけます

そんな姿を見た久子さんは
外に出てみたい、歩いてみたい
と切に願ったそうです

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母親は久子さんの願いを叶えるため、近所の
大工さんに松葉杖を作ってもらいました

喜んで両脇に松葉杖を挟んでみたものの
両腕の無い久子さんは松葉杖を前に出して
進むことが全く出来ませんでした

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母親は誰もいない夜、歩く練習をさせました

久子さんは徐々に松葉杖を使えるようになり、
外に出るために足に合った履物も作ってもらい
ました

簡単な履物なので足の先が痛いにもかかわらず
自由に歩きたい」一心で練習に励みました

おかげで一ヵ月後には自分で歩けるように
なったそうです

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ただ義父にとっては喜ばしいことではなかった
ようです

久子さんが表通りに出ることを許しませんでした

障害者が家にいることを隠す、それが当たり前の
時代でした

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それでも久子さんは路地裏に出て、自由に大地
踏みしめました

そして太陽の下で真夏の空気をお腹いっぱい
吸える喜びを感じたそうです

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夏休みには近所の子が遊びに来て、久子さんの
足に草履を結びつけ、杖を脇に挟めてと母親の
代わりに色々と世話をしてくれました

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こどもたちが教わることが全て教科書に書いて
あるわけではありませんね

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家で生活する中で、
友達と遊ぶ中で、
自然に学ぶものがたくさんあります

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「困っている友達がいたら助けてあげよう」
「楽しいことは、みんなでしよう」
「うそやいじめをしてはいけません」

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「畑の間、小川のあたりを少し行くと国分寺の
三重塔の横へ出るので、友達といつもそこへ
行って歌を唄ったりした。
ただし、小川に転がりこんだり、石につまづいて
畑の中に倒れたりして随分痛い目にあった。
母に叱られたが転んでも痛い目にあっても私は
歩きたかった。」

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久子さんは思ったそうです。
「転ぶことを恐れていたら、私は一歩だって
前に進むことは出来なかった。
転んだり倒れたりsちえ初めて歩けるように
なったのだ・・・」と。

夢を叶えるために頑張る

この力は大人には無いかもしれません

子供たちは夢を持って成長していきます

町の広場で一生懸命ボールを壁に投げる
男の子がいました。

彼は将来のイチローを夢見ているのかも
しれませんね!

カテゴリー: 岐阜 飛騨・高山   パーマリンク

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