今回のいい町は・・・
活躍を支えた道具です♪
バンクーバー・パラリンピックで活躍するアルペンの
チェアスキーチームは複数のメダルを獲得しています
活躍を支えたチェアスキー
このチェアスキーの開発に携わったのがリハビリ施設、
車いすメーカー、義肢装具メーカー、油圧機器メーカー
などの共同開発チームだそうです。
データ等の数値だけではなく、実際に選手が試走して
滑る感覚を伝え、微調整を重ねたそうです
メーカーと使用する人のコミュニケーションによって
製品は完成しました
先日、私は名古屋の御器所(ごきそ)にある
なごや福祉用具プラザを訪れました。
ここでは、障害を負った人や高齢者が生活に必要な
補助具を取り扱っています。
また、福祉・介護に関する相談や支援も受けられます
施設の一角には福祉用具の工房がありました。
工房ではアクリル板に穴をあけ、パネルのようなものを
作っていました
説明してくださったのはリハビリテーション工学技師
の方です
パソコンを使うとき、手の指が震えて目的のキー
以外を間違って打つのを防止するキーボードカバー
を作っているそうです
こちらは分かりやすいですね!
爪切りの刃元に虫眼鏡をつけて見やすくした
ものです
ひと工夫することによって、より使いやすくなり
ますね
高齢者用としても使えます
脳卒中などで片手動作の方、握力の弱い方が
軽い力でしたへ押すだけで、片手で爪を切る
ことができます
このように市販のものではなく、その人その人に
合った用具を作っています
ボランティアの方や学生さんが取り組んでいる
そうです
これは何をする道具かと思ったら・・・
紙パックオープナーでした
身体が不自由で困難な動作でも、できる限り
自分自身で行えるよう工夫された自助具がたくさん
ありました
もっと手軽に作れる用具を見つけました
ビニールのホースを切ってスプーンに通しただけの
ものです
頚椎損傷やリウマチ、痛みなどの為にスプーンや
フォークを握れない方でも、ホースに指を通せば
手を固定して使用することができます
こちらは100円ショップで購入したヘアクリップに
目薬を挟んだものです。
身近なものから作りだす知恵とひらめき
このようなクラフトマンがいて、ひとつひとつ手作り
の福祉用具が作りだされているのです。
バンクーバー・パラリンピックのチェアスキーも
選手の使いやすさを追求して出来あがった
ものでした
「使う人の気持ちにたって、あきらめずに」
この理念が福祉用具を生み出していきます