今回のいい寺は・・・
京都 大徳寺 高桐院です☆
大徳寺には山内にいくつもの塔頭寺院があり、
参道も四方に長く延びています。
参道の松は閑寂な雰囲気を出しています。
總見院にあった禅堂はこちらの龍翔寺に移されて
修行道場となってします。
紅葉の見頃の季節で観光客が沢山いますが、
この中では紅葉を愛でるなどといった楽しみとは
無縁な厳しい修行が行われています。
龍翔寺の向かいにあるお寺が今回訪れた高桐院です。
ここは戦国時代の武将細川忠興が創建したお寺です。
細川忠興の正室は、本能寺の変の首謀者明智光秀の
娘明智玉です。
名古屋から織田信長の菩提所を訪ねて来ましたが、
偶然にも細川家の菩提所にたどり着きました。
門をくぐると竹林の間に楓並木が続いています
参道の竹林と紅葉の深さがタイムトンネルのようです。
歴史の扉に向かうようでワクワクしますね
街中のお寺とは思えない山里の景色のようです。
禅宗によくみられる敷石が真っ直ぐに伸びて
全体が引き締まって見えます。
紅葉は塀の奥まで続いています。
唐門の苔むした屋根・・・
細川忠興は文化人であり、千利休に師事して
後に利休七哲と呼ばれた茶人でもありました。
その考えが今に伝わっているかのように、枯れた
感じで味わいのあるお寺です。
本堂の周りを紅葉した樹木が囲んでいて見事です。
本堂に直接入れる玄関です。
行事の時に門が開けられます。
本堂前が庭になっているため山内の和尚さんは
ここから出入りするのだそうです。
屋根が低いので自然の中に溶け込んでいますね。
竹林に囲まれた境内の空間に点々と植えられた楓
そして苔むした大地
絶妙な調和ですね
枯山水とは一味違った禅宗庭園です。
ここで釜がかかればお茶を頂きたいですね♪
ここにたたずむと思わず時間を忘れて見入って
しまいます。
四季それぞれに異なる雰囲気が味わえそうで、
何度も訪れてみたくなります
しばらくお庭を拝見してみます・・・