二尊の並ぶ寺　二尊院

 

京都には紅葉の名所がたっくさんあって
 どこに行こうか迷ってしまいますね♪

 

私は嵐山が大好きです

 

嵯峨野路でみつけた京扇子

色鮮やかな紅葉と老練な松が描かれていました
 
 

 

紅葉の名所　嵯峨野の二尊院
 
ここは、釈迦如来と阿弥陀如来を
本尊として祀る寺院です

 
山門から緑の深い小倉山へと
鮮やかな紅葉の道がつづきます

 

本堂には、現世の釈迦如来と
来世の阿弥陀如来が並んでいます
 
浄土の教えでは、この世の東岸から渉る人々に
釈迦如来が歩みを促し、不安な人々にあの世の
西岸から私を信じなさいと、阿弥陀如来が諭します
 
二尊の間には、白く細い道がつながっています
 

 

細い道の両側にある・・・

青い河は貪りや執着の心が、赤い河には怒りや
憎しみの心が渦巻いていて、どちらにも落ちないように
二尊が守ってくれます

 

紅葉のシーズンがおわり、静寂を取り戻した境内

この景色が極楽浄土の世界かもしれませんね。

 
冬に訪れると
「散りもみじ　ここも掃きいる　二尊院」
高浜虚子の句が目に入ってきます
 

 

色鮮やかな秋から静寂の冬へ
 
どちらの河にも落ちないよう歩みを進めたいものです