いい寺「紅葉の南禅寺」

今回のいい寺は・・・
紅葉の南禅寺です☆

前回は新緑の頃に訪れた南禅寺
紅葉の時季に再訪です♪

ae463555.JPG
南禅寺に行く途中で見つけた秋の風景です。

この地に後嵯峨天皇の離宮・禅林寺殿があったそうです。
それが浄土宗西山派本山禅林寺の始まりでその南に
亀山天皇龍安山禅林禅寺を創建しました。
この亀山天皇が創建した禅寺が現在の南禅寺となったのです。
浄土宗禅林寺南の禅寺という意味だそうです!
簡単な名前ですが「京都五山の上」に位置づけされ、
一番格式のある禅寺なのです

5a9e7454.JPG

紅葉の季節には多くの観光客が訪れますね
駐車場に向かうバスや車で道路がふさがって
いました  

41b60f9f.jpg

南禅寺はどの季節に訪れても境内の雰囲気がいいですね。
参道を正面から歩むと気持ちがいいです

7b7393d7.jpg

この門をくぐれば涼風おのづから」夏の詩ですが
石のの生え具合いと後ろの紅葉が合っていました。

65b228e2.jpg

散紅葉のじゅうたんが鮮やかですね~

2f9551d2.jpg

観光客で賑わう境内の一角に静かに門を閉ざしたお寺が
ありました。
南禅寺専門道場の看板が見えます
ここではこの時期に一番厳しい修行を行っているそうです。

e8b8bc5f.jpg

12月8日はお釈迦様が悟りを開かれた日です。
「 森羅万象ことごとくみな生き仏、
    その中で私は生かされている 

これがお釈迦様の最初の悟りだそうです。
黄梅院の「作仏庭」はこの逸話から造られました。
修行僧は12月1日から8日まで不眠不休で坐禅を
するそうです
秋の紅葉のシーズンと重なりますが、外の賑やかさとは
無縁の世界です。

fba5afbd.jpg

寺院の台所となる庫裏です。
行事の時にはここで100人以上の方の食事を作ります
本山寺院の建物は全て規模が違いますね。
玄関から中に入ると天井が吹き抜けになっています。
中の梁を見ても建物の大きさに驚きます。

3994660c.jpg

小方丈と大方丈の入口です。
大方丈は御所の清涼殿を、小方丈は伏見城の
遺構
を移築したものです。
昔は不要になった建物を移築して無駄なく使用
していたのですね。
※御所において清涼殿は天皇の日常生活の居所
  として使用されました。

e9d4f3f7.jpg

法堂は禅宗寺院の中心となる建物です。
とはお釈迦様の教えです。
悟りを開かれたお釈迦様は亡くなるまでの45年間
各地を行脚して教えを広めました。

c5c5d07b.jpg

ここで線香をお供えして、お釈迦様から智慧
授かりますように・・・と手を合わせます
頭を下げるのはお釈迦様に頭をなでてください
という意味なんだとか!

599e7f96.jpg

堂内は行事を行うところなので広々としています。
正面の北側には釈迦三尊佛が祀られています。
涅槃入滅後のお釈迦様は身体が黄金色となり
北の天にみえるそうです。
両側に文殊菩薩普賢菩薩を従えて私達を
見守っているようです。
せっかく訪れたのに法堂を素通りしてはもったいない
のでしっかりとお参りしてきました

カテゴリー: 京都 (秋)   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>