今回のいい寺は・・・
浄土宗西山派 禅林寺永観堂です☆
東山の寺院は西日が当ると紅葉が輝いて見えます
錦秋という言葉が当てはまりますね。
南禅寺の山門を横切って永観堂に向かいました
南禅寺より北に上っていくと禅林寺永観堂があります。
途中にも紅葉した木々がありますね。
南禅寺と永観堂の間に東山高校があります
東山高校の前身は知恩院の勧学院だそうです。
紅葉のお寺と呼ばれる永観堂の境内に入りました。
永観堂は通称で、元々は真言宗のお寺でした。
真言宗の時に禅林寺七世の住持が浄土信仰の
素晴らしさに目覚めて浄土宗に衣替えしました。
毎日念仏を唱えたそうです。
これが、浄土宗西山派禅林寺の始まりです。
その時の住持永観(ようかん)律師の名前から永観堂と
呼ばれるようになったそうです。
禅林寺の本尊は見返り阿弥陀如来です。
御霊を西方浄土へ導くときに、後を付いてくるかと
振り返るお姿の阿弥陀如来です。
境内の紅葉は半分散っていましたが、苔の上に敷かれた
景色もいいですね。
銀杏の黄色ステキ
東山の斜面に段々とお堂が点在していて最後に
本尊の見返り阿弥陀如来を拝めるようになっていました
一番高いところに多宝塔があります。
昭和3年建てられた新しい建物ですが、今では
永観堂のシンボル的存在ですね。
多宝塔までの階段の途中に石碑がありました。
派祖西山国師霊廟
御霊所 多宝塔
この多宝塔がお墓なのですね。
多宝塔から西の方向に嵯峨野の山々が見渡せます。
ここには見返り阿弥陀如来と並ぶ有名な国宝
「山越え阿弥陀如来絵図」があります。
西山の彼方(再訪浄土)から阿弥陀如来が私達を
迎えにくるそうです。
この多宝塔が阿弥陀如来への目印でしょうか
南禅寺の山門とはまた違った景色が一望できます。
多宝塔の前に「日想観」の立て札がありました。
西の日の暮れるのを見て念じるのが信仰の第一歩
みたいです
かわいいおじぞうさんを見つけました。
境内を散策しながら智恵を授かりますように