いい寺「南禅寺 金地院」②

今回のいい寺は・・・
南禅寺 金地院②です☆

東照宮からの続きです♪

6c4e87fa.jpg

東照宮から下ると崇伝和尚を祀る開山堂があります。
徳川家の知恵袋として仕えた立場から、東照宮より低い場所で
西から方丈(本堂)前の庭園を眺める場所に建物があります。
境内の庭園を一周しながら金地院の歴史を伝えていますね☆

eb15c676.jpg

開山堂から眺めた景色です
方丈から伸びる石畳が景色のポイントですねっ
今は樹木が生い茂っていますが、創建当時は方丈まで
見渡せたでしょうね♪

73809df0.jpg

37歳で南禅寺の住職となって金地院を再建しました。
木像の顔も若いですね。
若く見えますが、幕府と宗教界に影響を与えたそうです!

f5016f64.jpg

方丈から眺めた開山堂です
創建当時は左の奥に東照宮も見えたそうです☆
400年の間に樹木が伸びて今は屋根も見えません。

2ff59d46.jpg

方丈前の庭園を正面から見た風景です
崇伝和尚が三代徳川家光のために小堀遠州に頼んで作庭した
庭で「鶴亀の庭」といいます。
名前の通り左の石組が亀で右の石組みが鶴を表します。
そして真ん中が神仙蓬莱を表します。
小堀遠州茶人作庭家としても有名で多くの名園が残っています♪

0fccd957jpeg
この石組みは鶴島といい細長い石が鶴の首を表しています。
造園当時は胴体部分の石組の上に樹木はなかったそうです。
実生の木が伸びて現在のように胴体部分が樹木に覆われています。
時間とともに庭も変化していくのですね

d9d5933ejpeg

こちらはを表しています。

7a944095.jpg

方丈は伏見桃山城の一部を徳川家光より賜り移築したものです。
正面の扉は観音開きとなっていますね。

54a596af.jpg

正面の本尊から眺めた庭です。
神仙蓬莱が真ん中に見えます
抽象的な石組みで表しますから、後は私たちがイメージして
色々と考えるようになっているんですね
大徳寺の黄梅院もそうでしたね。
本尊を背にして景色を眺めるのが1番の絶景ポイントです

6cd018d2.jpg

神仙蓬莱は蓬莱の峰や仙人の住む理想郷を表しています
燈篭は直ぐに分かりますね。
雑多に並べているようで、それぞれの石には意味があるそうです。
後ろのサツキが雲で雲海を表しています
雨が降って川が渓谷を通って玉砂利の海に流れるように見えます。
そして、徳川家康が祀られている東照宮は雲の上ですね
庭園を巡って方丈でゆっくりを眺めていますと作庭の意味が
みえてきます
サツキの花が咲くころにも来たいですね

7765d026.jpg

帰りにもう一度、東照宮の門から中を見ました
今見ると境内の鳥居に違和感はありませんね。
の中に鳥居・・・「」の漢字になります。
ここからお参りするときは「道」が「開」かれますようにと願うのが
いいかもしれませんね♪

次は成人式に行われる三十三間堂の「通し矢」を見に行って来ます♪

カテゴリー: 京都 (冬)   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>