今回のいい寺は・・・
京都 三十三間堂です☆
小正月(1月15日)を迎えると正月飾りもそろそろ片付ける頃に
なります。
神社では、お正月に使った門松やしめ縄、お守り、破魔矢、
祈願成就した「だるま」などを持ち寄って「どんど焼き」を
行います。
※どんどは尊い物の意味デス
この行事は、お正月にお迎えした神様をお送りする意味が
あるそうです
今は成人の日に合わせて連休の間に各地で行事が行われ
ますね。
一年の始まりに無病息災を願う意味もあります。
京都の三十三間堂では小正月に近い日曜日に大的大会と
楊枝(やなぎ)の御加持が行われます。
この日は1日拝観料は無料です
大的大会は江戸時代の「通し矢」にちなむ大会で全国から
約2千人が参加します
特に新成人の晴れ着姿での競技は、正月ならではの
華やかさで、京都の冬の風物詩の1つとなっています
通し矢は京都だけでなく、江戸時代に名古屋・矢場や
江戸・浅草でも競技用の三十三間堂を建てて行われました。
通し矢は、三十三間堂の縁の端から端までを24時間で
矢を軒に当てずに何回通す事が出来るかを競いました。
当時は藩の対抗戦だったようです。
特に尾張藩と紀伊藩の記録争いはすごかったみたいです。
紀州の和佐大八郎は弱冠18歳で総矢13053本中、
8133本を通したと記録に残っています
※東京の三十三間堂跡と名古屋の矢場の記事はこちら↓
e-tera.net/Entry/21/
参加者は控えのテントで準備をします。
緊張した雰囲気です。
一生に一度の新成人の晴れ舞台ですね
弓の点検も抜かりなく
晴れ着にタスキで気合を入れます
市民会館で行う成人式とは雰囲気が全然違いますね。
まずは男性から。
射る矢は2本、2本とも当った人はわずかでした。
入賞のトロフィーと弓が飾られていました。
弓道の作法を見ていると心が引き締まるようで観客も
緊張してしまいますね。
的を射るのは難しそうです
それでも皆さん無事に終えてほっとした様子でした。
笑顔で参加の証明書を頂いていましたね
笑顔で家族と談笑していました。
今は少年・少女から大人になる門出の行事として
願いを的に見立てて射るのが三十三間堂の通し矢の
意味となっていますね。
競技として競うより笑顔で門出を祝えるのが1番
ですよね。
マスコミにはこんな風景を取り上げてもらいたいです
次は楊枝の御加持です♪