今回のいい寺は・・・
イエスへの母の愛です★
イタリアのフィレンツェは京都と比べられる芸術の都ですね。
イタリア・ルネッサンスを代表する芸術家ミケランジェロの
故郷です♪
フィレンツェにある『ミケランジェロ広場』は小高い丘の上にあります。
フィレンツェの街を一望できます
ドゥオモやジョットの鐘楼も見えます♪
その名前の通り『ダヴィデ像』のレプリカがあり・・・
フィレンツェの旧市街を取り囲む城壁を設計したのも
ミケランジェロなのです。
とてもキレイな夕焼けを見ることが出来ました
さて景色を堪能した後に見つけた丘の上の小さな教会に
入ってみました
クリスマスにはイエスが誕生した場面を表す人形『プレゼビオ』が
飾られます
ベツレヘムで誕生したイエス・キリストと聖母マリア・・・
そして、その姿を見に来た羊飼いと羊の場面です。
十字架に掛けられたイエスは、3日目に復活して
『キリスト』となりました。
遠藤周作の『イエスの生涯』の説明では、
アユマタヤのヨセフが遺体を引取り布に包んで岩の墓に
埋葬したそうです
翌日の安息日が過ぎた後に、マグダラのマリアと
ヤコブの母マリアとサロメが香料をイエスに塗ろうと訪れました。
墓の石のフタが開いており中にはイエスの姿がありませんでした。
近くにいた少年に尋ねたところ、
「イエスは復活してここには居ません」と答えたそうです。
これが、イエスの歴史的事実として述べられています。
上の写真は『ピエタ』といいます。
ピエタは、亡くなって十字架から降ろされたイエスを抱く
聖母マリアの像や絵の事を示します。
この教会のピエタでは、イエスを膝にのせて悲しみの中で
手を合わせる聖母マリアと、その周りでイエスと聖母マリアを
支えるマグダラのマリアとヤコブの母マリアとサロメが
表されています。
前回の涅槃絵でも表していましたが、子供が亡くなる時の
母親の悲しみはとても深いですね。
バチカンのサンピエトロ大聖堂にあるミケランジェロの
有名なピエタです。
サンピエトロ大聖堂のピエタは、キリストを抱かかえた
聖母マリアの像です。
人間の罪を一身に受けて十字架に掛けられたイエス
やさしく抱かかえている姿に純粋な母の愛を感じました
地元の方がキャンドルに火を灯していました
教会を訪れ祈りを捧げるのは日常生活の中にあるようでした。
今回涅槃絵とピエタを見て、別れの悲しみの中で残された者の
心が見えた気がしました。
そして私が感じたのは家族を大切にしようという事です。
自分を愛してくれる人がいる事はとても幸せですよね♪
お釈迦様にしても、イエス・キリストにしても単なる死ではなかった
からこそ、教えが今に伝わっているのでしょう!